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パレスチナ、イランに4-1に負けるもさわやか

 イスラエルのガザへの攻撃が続いています。戦争が始まって約100日。ガザで亡くなった人は24000人を超えました。
そのような中で、カタールで開催されているアジア杯に、パレスチナが登場、イランと対戦しました。
ガザから今回2名の選手が代表に選出。そのうちの一人、FWのマフムード・ワディ(背番号19)が、スタメン、サブのメンバーに入っていませんでした。
AlJazeeraによると、ワディの従妹が殺されたことを伝えています。精神的も試合に出るような状況ではなかったのかもしれません。

2023/10/22にワディがインタネットの番組に出演しガザの様子を語っています。
番組の中では、電話越しにお母さんが、私たちのことは心配するな、ゴールを決めてくださいと語っている様子も紹介されています。


救出された子どもの映像を見て涙するワディ

「アラブのリーダーたちに、訴えます。戦争を止めるように介入してほしい。水もない、食料もない、そしてこれから冬が来ます。冬が来ます。人道支援の手を差し伸べてほしい。」ワディが訴えていた地点では、ガザ数の死者は5000人。それから戦争は留まることを知らずに死者の数は24000人を超えてしまいました。そしてワディの1月13日のSNS には従妹がなくなった写真が投稿されていました。

次回の試合は、19日2時30分、こちらも手ごわいUAEとの対戦。WADIに戻ってきてほしいです。ゴールを決めてくれたら最高です!

ガザにゆかりのある選手、背番号5番がムハマッド・サレハ選手。彼はガザ市出身で、すでに家族の家は破壊され南部で避難生活をしています。ワディとは対照的であまりマスコミでガザのことを語ることはないでようです。

ユニフォームのモデルになったムハンマッド・サレハ(背番号5)

もう一人ガザにゆかりの深い選手を紹介します。DF4 のヤーセル・ハマド選手。彼はスペインのバスク出身ですが、父がガザからの移民で、母がスペイン人。スペインや、ポルトガルでプレー。その後2019年に代表デビュー。現在はインドでプレイしています。


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