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楽なのは自分になじんでるから。

愛用していたブーツを捨てた。

結構長く使っていて、多分今持っている靴の中では1番使い込んでいるのではないかと思う。
新しいの買ったら捨てようと思ってもはきやすいからそのまま使ってて、結構傷も増えてヒールもつま先もぼろぼろだしそろそろ捨てどきかなぁと思いつつもケアしながら使ってしまっていた。

もう捨てようかなと思っても、歩きやすいから、たくさん歩いたり、汚れそうなところ歩いたり、天気悪いときに歩いたりするには、これがいいなぁと、なかなか捨てられなかった。
ヒールが太くてつま先がとがってなく四角くて、たくさん歩いても足が痛くならないし、ヒール高すぎないからどこでも歩けるし、なじんでやわらかくなってるから楽だし。

だからずっと、よく歩くときや荷物が多いときはそのブーツだった。

昨日1日、別の新しめのきれいなブーツをはいていて、以前はいたときよりは足が痛くならずにすんだ。
思ったよりも歩きやすく感じた。(と思ったけどあとから振り返るとたいして歩いてないからかもしれない。)

そして今日、朝いつものブーツをはいたら、なんか違う気がした。
楽なんだけど違和感がある。

それでも、今日はたくさん歩くし汚れたり傷ついたりもしそうだし、いつものをそのままはいていたら違和感は薄れて、いつもの楽さの感じになった。
朝の違和感は、昨日で慣れた感じから変わったからかも、と思って、まだはける気がした。

だけどやっぱり違和感があったことは気になっていて、くたびれ感も気になって、帰ったらもう捨てようかなって気分にもなっていた。
そう言いつつ、一応取っておこうとかもしそうな気はするけど。

そして夜、昨日はいてたブーツをはいたら、しゃんとした感じがした。
立ちやすいのはこっちだなと思ったし、これはこれでしっくりくる。
なので、いつものブーツは捨てることにした。

いつものブーツの楽さは、慣れてなじんでいたからというのも大きいのだと思う。
長くはいていたから、私の身体のゆがみもブーツに出ている。
すりへり方も均一でないし、置いておいてもまっすぐでない。

新しい方のブーツが、しゃんとした感じでしっくりくるのは、まだ革が硬くてブーツ自体がぴしっとしているからというのもあるけど、ゆがんでなくてまっすぐだからだ。
ブーツがまっすぐで、まっすぐ立てるからしゃんとするし、その安定感がしっくりしたのかなと思う。

そう思うと、いつものブーツはこれまでの自分に合わせるもので、新しいブーツはこれからなんじゃないかと思う。
いろいろ整えたいときに、変えたくなるのが自然だったのかも。

ゆがんだ靴をはいてたら、靴も自分も余計にゆがむから、ゆがまないようにまっすぐ立って歩けるようにちょこちょこ見直すといいなと思う。
きっと靴だけでなくて、なんでも何かくせが出てくるから、都度見直せるといいんだろうな。

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