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形だけのふりかえりになっていないか?

開発業務の中で定期的にまたはリリースの区切りごとにふりかえりをするんだけど。
なんかふりかえりが儀式のようで意味がないなぁとずっと気になっている。
ふりかえりが「ふりかえり」というプロセスを消化するだけのものになっている気がする。

とりあえずやってきた中での反省点とか課題とかを出して、よかったことはそのまま、課題とかはどう改善するか、などをあげたりする。
KPTのフォーマットつかってする場合もあるし(長期のプロジェクトの振り返りのときなどに多い)、単にそれぞれ感想や意見を言って整理するだけの場合もある(スクラム開発のレトロスペクティブはこんな感じ)。

問題があれば改善案とか考えて実施していくわけなんだけど、ただその改善策を実施しました、というのが次の結果になって、その改善策によってほんとに改善したのかというところを見ていなくて。
また、その改善策で何がどのように改善されどうなると考えられるか、具体的な目標や効果などを設定しないまま、「問題が多少改善されたか」程度しか把握されないことが多い気がする。なんなら改善されたかどうかも確認せず実施したことで満足している気がする。

ふりかえりの結果を振り返っていないのが問題だと思う。

変更したことは効果があったのか。
継続したことは効果があったのか。
どんな効果を期待していてどのくらい達成したのか。
期待どおりでないなら何が問題なのか。

そういう、ふりかえりで決めたことがどうなったかを見る機会がつくれていない。
なんなら予定どおり変更すること継続することを実施したのかも確認していないかも。

やってみてよかったように感じていても、実際比較するとそうでもないこともあるし、その逆に問題のように感じてもそんなに悪化などしていないこともあるし。
いろんなやり方を試しても同じような問題が毎回あることもある。
確認しないと効果がわからないことは多いのに、単にそのときどきの実施結果のみ見ていて、そのときどきでのふりかえりがあるだけで、連続して見れていないのがもったいないと思う。

まだスクラム開発のときはスプリントごとに短期間でふりかえりをするので、やってみてどうだった?と確認はできていると思う。
でもそれを続けてみて長期的にどうだったかが見れていない。

長期間のプロジェクトでリリースごとや期ごとにふりかえりするときなどは、都度その期間を振り返るだけのことが多いように思う。

継続してのふりかえり、ふりかえりのふりかえりができていないのは、そういうしくみで進められていないということもあるし、リーダーやメンバーや体制などが結構変わるのでそういうタイミングで都度リセットされて分断しまっているようにも思う。
所属部署の問題なのか、そもそもそういう開発の進め方の問題なのかわからないけど。

ふりかえりの時間は大事だし必要だと思っていて、なのでなんかの手法を行うだけの形だけみたいなふりかえりになってしまうと残念だ。

まずは自分が進めているプロジェクトだけでもうまく取り入れていきたいなと思う。
でも余裕なくてまだなかなかできないのだけど、振り返って改善していくから余裕もつくれるのだと思うし、しっかり時間をつくりたいと思う。

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