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問題をちゃんと見ているか?
以前、直属の上司とめちゃくちゃ合わなくて、というか、マネージャーとしての最低限のこともをやっていないように見えて、しょっちゅうもやっとしていた。
他部署の人に「あの人の下だと動きにくいでしょう?」って言われたりもして、そんな風に見られている人がマネージャーになるのはなぜだろう?と思ったり、上長から「問題は認識しているし注意はしているから」って話も聞いていたのに何も変わらないから余計にもやもやしたりしていた。
その後、その上司から別の人に変わったり、その上司もマネージャーから外れたりして、そのときに
「上司変わったからよかったね」
「あの人がマネージャーじゃなくなってよかったよね」
って言われたりした。
個人的には変わって助かったし、よかったことではあるんだけど、でもそういう問題じゃない。
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その人が、どういう理由でマネージャーになったのか、マネージャーから降りたのか、わからないけど、そこにあった問題がなくなってはいないよね?
たまたま、その上司からほかの人に変わったというだけで、その人が上司だったときの部下やグループとしての問題になっていたことが一時的になくなったり減ったりしているだけだ。
表面的に片付いたように見えるとしても、根本的に何も変わっていない。
一時的に問題がなくなったように見えるから、余計に解決しにくくなったと言えなくもない。
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上司としてよくないところがあったとしても、その人だけが悪いっていう話ではない。
その人にもよくないところはあるかもしれないけど、組織として何か問題がある。
もし、マネージャーに向いてない人をマネージャーにしているなら、そのしくみに問題があるかもしれない。
その人の力を発揮しにくかったりモチベーションが下がったりするような状況にあったなら、そこに問題があるかもしれない。
マネージャーとしてやるべきことを教わってたらできるのなら(ルールがあることや指示が出ていたことはきっちりしていた人だったので)、教育の問題かもしれない。
そんな風に、もっと詳しく見ていったら、いろんなところに問題がある可能性がある。
根本的な問題をちゃんと確認してそこに対応していかないと、同じような問題が起こってしまう。
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これはひとつの例だけど、こんな風に、問題だったけどなくなったから、と根本的な対応をしていかなかったり、問題だったのはあの人がよくなかっただけだから、と根本的な問題を見ようとしないことって、よくあることではないかと思う。
問題をしっかり見ないまま終わりにしないで、問題として見えているうちに、根本的な対応を考えていけるといいなと思う。
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