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「没頭する」ことができない。

めちゃくちゃひさしぶりに、まんが一気読みしててほぼ何もせずに1日すごしてしまった。
すごい充実感...!

と言っても、朝は打ち合わせして、夜は勉強会で、まったく何もしなかったってわけではないのだけど。
だけど、やろうと思っていたほかのこと、自分一人でやる作業は全然しなかくて。

読み始めるまではちょっと罪悪感があってなかなか読み始められなかった。
というか、最初は、1~3冊くらいの試し読みまんがだけでやめなきゃな、と思ってたのだけど。気になってたのは18冊あったから、全部読んだら半日以上かかるなぁと思って。
でもそんな風にそこまで読みたくもないのを何冊も読んでるなら、もう読んじゃおうかなって。一気読みしなくて途中でやめたらいいしなって。

で、読み始めたらやめられなくて一気に読んじゃったんだけど。

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ひさしぶりに読んだって言っても、一気読みがひさしぶりだったというだけだ。
ちょこちょこ隙間時間に読む程度、だったら普通に読んでる。

隙間時間に読むとか、ある程度まとまった時間としても数時間程度とか、もっとかかる場合でも途中でやめられる程度のばかりを、ここしばらくずっと選んでいたと思う。
軽めのまんがとか、エッセイとかコラムとか、小説でも短編集とか短めの。まんがだったら長く続いていないのとか、続いていても1話または数話ごとに区切りがあるようなのとか。本でボリュームあっても、ビジネス書みたいにあまりのめりこまずに淡々と読むのとか。

なにかほかのことをするのに時間が来たらやめれないといけないから。
電車乗り過ごしたり、遅刻したりとか困るし。仕事中とかに気になって集中できないのも困ると思って。

長編の小説とかはずっと買ってなかった。
好みの本買ってても、後回しにして読んでないのも多い。時間あるときにゆっくり細切れにせずに読みたくて。

好きなもので長時間かかるのわかってたら、その間にほかのことしなくてすむのがよかったから。

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そういう意味では、ひさしぶりに一気読みしたけど、かなりの時間使ったけど、まだ足りていないなぁとも思う。

読みながら、ときどき時間気にして、途中でやめるべきか迷ったし。途中でおやつとか食べてるし。途中でほかのアプリ開いたりもしているし。
意識がずっとまんがにあったわけではない。まぁまぁ集中してかなりのスピードで読んだ気はするけど、あちこちに意識いってて、集中しきった感じがない。(それは紙でなくスマホで読んでたからっていうのもあるだろうけど。少なくとも、紙なら外から意識中断される要因がすごく減る。)

これだけの時間使ったな、というひさしぶりに好きなことにたくさん時間さいたという点や、一気に読み切れた満足感はあるのだけど、没頭できた充実感とか違う。

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最初に、充実感!って書いたけど、ほんとはそれじゃ足りなくて、没頭感がほしい。

時間とかほかにすることとか忘れてのめりこむくらいの、没頭。

子供の頃だったらそれが当たり前だったのに、無理して止めないといけないくらいだったのに、コントロールしようとしているうちに、没頭のしかたがわからなくなってしまった気がする。コントロールが先にくる。

半日くらい一気読みしている時点で、コントロールできていないともいえなくはないんだけど、そういうレベルじゃなくて。コントロールしようと思って、でもまぁ読んじゃおうかなって判断するのでなくて。コントロールしようとするとこまでいかないくらいにのめりこむ感がほしい。

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本とかに没頭してしまっているときって、終わったとき、ちょっと現実から浮いている感じがあった。
本の世界に入っていたところから、ゆっくり自分の中に戻ってくるような、その移動の時間がある感じ。「戻る」感覚。

「読んでいる」という感覚でなく、その本の世界にはいる感覚。まわりの風景とか音とかがぼやけてくる、見えなくなる聞こえなくなるような。

そういう感じになりたいんだな。
その感覚を取り戻したい。
それくらいの集中できる感じをまたこの身体にもってきたい。


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