もやもやはもやっとしたまま扱ってみる。
もやっとしてると、すっきりさせたくなってしまうけど、もやもやはそのままにしておいていい。
もやっとしてることのよさがある。
だけど、もやっとしたまま、じっくりゆっくり考えていられないことが多いと思う。
それでも、そのもやもやは大事にできる方がいい。
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会社などでは、もやっとしているまま、という状態ってなかなかないと思う。
もやっとしていることを、話せる場に取り上げられることも少ないと思う。
もやっとしていても、そのままもやもやを出すでなく、整理して課題として上げたり、解決案とともに提示しないとだめだったりするし。
もやっとしている、みたいな感情はとりあえずおいといて、何かを進めていかないといけなかったりするし。
もやもやをそのまま話したりすると、愚痴るなと注意されたりもする。
そんな状況でもやもやしていることを話し合いたいとき、整理してまとめてもっていくしかなくなってしまうのだけど、そうすると、そのもともとの「もやもや」とは違うものになってしまわない?
全然違うわけではないのだけど、整理したりまとめたりする中で落ちていくものがあったり、ぴったりでない言葉や説明を選ぶことになったりして、もともとのものからずれていく。
整理できなかったりうまく説明できなかったりする中に、気になることや大事なことがあったりもする。
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だから、もやっとしたことを、そのまま話せたらいいと思う。
まとまらないまま、そのまとまらないままのもやもやする感じを共有する。
言葉にならない、うまく説明できない何かを、そのよく伝わらないままで受け取ろうとする。
そんなやりとりの中から、整理されてまとまっていったり、もやもやがすっきりしていったりするのがいい。
無理にまとめて話そうとするのよりも、より納得できる形に、より解決しやすい方にと、進むのではないかと思う。
そんな話し合いができるような、言葉のやりとりだけでなくてお互いの気持ちをやりとりできるような、そんな場をつくれるといいよね。
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