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空が好きな理由。

ふと自分の記事一覧を見て、本文の内容と関係なく画像をいれているときって、たいてい空の写真だなぁと気づく。

というか、自分の写真の多くが空なので、自分の手持ちの画像から選ぶと空になってしまう。

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空、すごい好き。

いつも外にいると空をながめていると思う。
なんならきれいな空の様子をながめに外に出ていると思う。
外出自粛のときでさえも、買い物にとか散歩にとかごみ捨てとか荷物取りに行くとかのときでさえ、iPhone手にしていって、上を見上げた。

あの空の部分を切り取ったらきれいだなと思ったら、階段上ってみたり横断歩道わたってみたり、ちょっとでもその空が好きな感じに撮れるように移動してしまう。
目に見えてきれいに見える風景でも、レンズの中におさまるときにはうまく切り取れないことも多いから。

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なんで空が好きなんだろうな、と思う。

もちろん、満月とかきれいなすっとした三日月とかも大好きなんだけど、iPhoneではなかなかきれいに撮れない月は、撮るときは空の風景の一部でしかなく。
見ているときは、空全体でなく月を追ってしまうけどね。

夕焼けとか朝焼けの色もすごく好きなんだけど、そういう特別な美しい瞬間だけが好きなわけでもないんだ。
オレンジから紺までとか、水色からピンクまでとかの、グラデーションに重なる色味はほんとすごく好みではあるんだけど。すごく好みのグラデーション見つけるとめちゃくちゃテンションあがるけど。

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夏の真っ青な空も好き。
夏の空の青の濃さは、夏だ!って思う。
暦では6月に夏至があって日が長くて、だけど体感的に真夏の8月とかが、やっぱり青が濃い。雲ももこもこして真っ白で、コントラストが強い。
それが夏空って感じで好き。
もこもこの雲も、入道雲だって感じの大きなもこもこから、絵本にあるような整ったもこもこがたくさんいたり、大きさばらばらだったりするし、真っ白だけどもこもこじゃない空の日もある。
どれも夏っぽいと思うけど、表情いろいろ。

秋冬の空は、青が薄くて、薄水色の空にうすい雲だったりして、それが秋冬っぽいなと思う。
流れるようなすっとした雲だったり。
秋だとまだ夏っぽさもある薄めの明るい青にはっきりした雲とか、うろこ雲だったりとか、日によってすごく違うのも楽しかったりする。
冬は秋からの続きっぽい感じだけど、さらに薄く遠くに空がある感じ。きりっとしていて、雲もしゅっとしている気がする。

春も秋に近いかな。秋とは逆に、薄い水色やグレーがかった空から、だんだん明るい青になっていって、雲も薄暗い白からだんだん淡い白になってはっきりした白の色形をもっていって。

羊雲とかうろこ雲みたいなもこもこふわふわの感じも好き。
逆にヴェールみたいな羽衣みたいなふんわりかかる透きとおるような雲もきれい。
羽みたいな雲とか、鳥みたいとか龍みたいとか、華やかに筆で描かれたような雲もいい。

青空の白い雲がだんだんうすいピンクやオレンジにそまっていくのとか、グラデーションに染まってその色味がどんどん移動していくのも見ていて飽きないし。
そもそもグラデーションになる色合い自体が大好きなので、夕暮れ空はほんと好き。

まだ空が青いうちに見える月とかも嬉しいし、完全に日が暮れた真っ暗な空に明るく見える月もいい。
満月がやっぱりきれいだけど、三日月でも半月でもきれいなものはきれい。(ちなみに上弦の月とか下弦の月とかそういう呼び方も好き。)満月は明るすぎてちゃんと撮れなかったりして、半月や三日月は線がくっきりしないでぼやけちゃったりして、撮ると残念な感じになることは多いけども。
月をしっかり撮りたいならデジイチでとは思うんだけど、そこまでがんばるほどではないけどiPhoneでできる限り撮っちゃう。

梅雨時期とか冬の空は、天気がよくなくてグレーばかりになったりもするけど、よく見たらその一面グレーのような中に、濃い雨雲が見え隠れしてたり、グレーのしましまやグラデーションになっていたり、グレーの奥にひっそり青空見えていたり、雲の合間にぽっかり青空あったり、そんなの見つけるのもちょっと楽しかったりする。
やっぱ青空とかの方が絵的には好きなんだけど、でもあまり空を見ている人がいないような雨空曇り空で、自分は好きな区画見つけたぞ、みたいな。

(どうでもいいけど自分の色の表現のとぼしさにがっくりくる。青とか赤とかオレンジとかグレーとかの表現を、和の色のしっくりくる色味で言えたらいいのに。天色とか紺碧とか、紅梅とか桃花色とか珊瑚色とか、薄桜とかそういうの。ぴったりのがきっとあると思うのに。)

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いろんな空があって、どれひとつ同じではなくて、なんならちょっと自分が移動してしまうだけで見え方変わってしまって、もしくは数分数秒違ったら景色が変わってしまって。

そんな中から、ここ好き!みたいなのを見つけて切り取れるのが楽しいんだろうな。
だから空撮るのが好きなんだろうなと思う。

きれいなものを、好きなように切り取れた嬉しさ、だな。
もちろんあれこれ表情変わる空自体も好きなんだけど。


在宅になってよかったのは、空撮る余裕が増えたことだなぁ。
夕方に仕事終わったらすぐ外出れるし(基本残業ないから)、外出るときの荷物が少ないし(多くても撮りたければ撮るんだけど)。

家で仕事するには環境がいまいちではあるのだけど、残業なかったり、そもそも仕事ちょっと減ってる感じで手取り減るのではとかもあるけど、そういう副産物も考えたら今の働き方の方が豊かかなぁとも思う。
以前に戻るのではなくて、これからのスタンダードをつくるのだ、というけど、ほんと、今いいなというところはそのまま残せるように状況整えていくのがいいなと思うしそうしたいと思う。

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