相談されない、と悩むときには。
部下の成長のために何かを任せたけど、不安になってしまって口出ししたり、よかれと思ってフォローしてしまったりしている、というのをよく見る。
で、任せておいて、勝手にどんどん口出ししておいて、任せたのになかなか自分でやってくれない、と言っているのなども見る。
先に口出したりフォローしたりするから、任せられてひとりで何かを成し遂げるまでたどり着けなくなるのだし。
どんどん口出しされるなら、意図とずれないように自分で進める前に様子見してしまったりもする。
もちろん、口出したりフォローしたりする事情もあるのだろうけど、よかれと思ってやっていても、それが自主性を妨げる可能性があることは認識しておいてもいいと思う。
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で、相談してほしいのに、相談してくれない、というのもよく聞く話なんだけど。
そんなときにも、似たようなことが起こっているのではないかと思うのだ。
相談しない理由って
・相談することがない
・相談しづらい
というのがほとんどだと思うけど、相談することがない場合、困って相談したくなる前に、アドバイスしたりしてるってことはない?
上司とか状況を知っててよく見えてる人からは、先を見越してこのままだと困るだろうなぁと思うようなことでも、はじめてだったり慣れてない人にはその段階では気づけなかったりする。
もう少し進んで、問題に気づく可能性があるのに、先に気づいて、まだ問題に気づいてないことを問題視してしまう。
問題に気づいてないなら気づかせないと、もしくはフォローしないと、などと、口出ししてしまう。
もうちょっと進んで、その先で問題に気づいて、自分で解決したり、困って相談したりするかもしれないのに。
で、そうやって先回りしてアドバイスしたりしていると、問題にあたらなくなって、ほんとに問題に気づいたり解決したりする力が薄れてしまうリスクもある。
それはアドバイスする側(育成したい人)にも、される側にも、デメリットだよね?
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だから、相談されないな、と思うとき、困るようなことを取り除いていないか、先回りして見過ぎていないかという点も、考えてみたらいいと思う。
ほんとに、困って考えたり、失敗したりという経験を奪うのは、損だから。
成長の機会を奪ってるのと、同じだから。
本人が避けるならそれはそれでまた別の問題だけど、ほかの人が奪うのはやめるべきだと思う。
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