好きなカレーをほうばりながら感じる『脅威』
カレー好き&疲れてる時はカレー一択で、最低週2回はカレーを食べる。
カレー好きにとって『京都』は聖地。
カレー屋が豊富。激戦区。
自分の中では4つに分類。
①インド人が経営するカレー
②ネパール人が経営するカレー
③日本人が経営するカレー
④その他
あえて誰が経営しているのかで分類してみたが、実際はカレーの特徴で日々はチョイス。感じてる特徴は以下。
①インド人の経営するカレー屋
スパイスにこだわりあり。長年経営し歴史がある。豆・マトンなど②では出てこないものや、値段は②と比較すると高め。「うちのがインドカレーだ!」という自負も感じる。
②ネパール人の経営するカレー屋
安くて量が多い!ナンのお代わり自由にしている店多々。どこの店もだいたい同じ味。店員さんが親切。
③日本人の経営するカレー屋
何かに特化している、強いこだわりを感じたり、コンセプトが明確だったり。こじんまりと経営するお店多し。
④はそれ以外なので今回は一旦パス!
①②③どれもに行く。
その時々に応じて使い分けている。
10年前、京都に来たばかりの頃は、②③はほとんどなく②ができ始めた頃。行きつけのネパール人の方がやってるお店も、最初はお客さんが少なすぎてどうなることか心配していたが、今となっては市内に数店舗構えるほどに。
そんでやっと本題。
①~③に当てはまらない、そして④その他にはできないお店が新しくOPENしていた。
そこは変化!を感じる以上に脅威だった。
*
お目当ての店に足を運ぼうとしていると、ふと見たことのない看板が目に留まる。新しいお店?口コミを見てもまだほとんどなく、新しいお店だということが分かる。お目当ての店も気になるが、なんとなくコッチの方が気になると思って店前へ。
超便利な立地。席数は全200程度、京都のカレー屋としては随分広い。お昼前だったからか、宣伝をしてないからかお客は一人もいない。オーナーらしき人と、交渉している仕事関係者っぽい人がいるだけ。
その様子を見て俄然そこで食べたくなった。
オーナーらしき方が出てきてランチOKだという。
「奥の方の席はNGで、この辺で~」と案内をしてくれる。
食事の案内を親切にしてくれるのと、気になることが色々あるので、世間話をしながら話を聞く。
・インド人団体観光客向けにOPENした店
・一般の人と、団体客向けで席を分けている
・団体予約がある時はバスマティライスで、それ以外は日本米
数分の雑談だったが興味深かった。
ターゲット層がはっきりしていること、しかも既に1店舗京都にあり、成功している様子。
コロナ禍以降、確実に増えたインドの団体顧客向けに、一等地にこの広さかあ。全スタッフ・インド人と思われる方。良心的な値段設定。
インドの方の食習慣を鑑みると、絶対一食入れたいよね、と思わせるお店。
日本語も上手で、食べ方も親切に細かく教えてくれる。ひっきりなしに電話がかかり、対応している姿。とにかくエネルギッシュ!
大好きなカレーをほうばりながら、店内やスタッフの方、諸々様子を眺めつつ思う。
ほんの数年、10年先の未来に想いを馳せながら。
日本の超利便性の高い所に暮らしていても、そこの企業の多くが海外資本になっているのかなと。脅威と憂いをもちながら。
土地や不動産が海外資本に買われていく様子をニュースでも見るし、身近でも感じることはある。
だけど、カレーを食べるという最も日常の中での変化だったから、なんだかリアルに脅威を感じてしまったのだ。
でも、良い方だったしなー。きっとまたお喋りを兼ねて行く。モグモグしに。
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