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情報の海で見つける魚
情報が溢れて久しい。
たった20年前は欲しい情報を探すことが至難の業だった。
「情報」を取りにいく概念自体が乏しかったという方が正確かもしれない。
今は簡単に見つけられる。
本当にそうなのだろうか。大海原で探していると思いこみながら、実際は小さな池の中で探し物をしている感覚に陥ることがある。
ネット、SNSから離れる時間がないといつも同じ池のほとりに佇むようで。もしくは大海原から魚という情報を取ってきてくれる人を待っているのかもしれない。そして、その人が持ってきてくれるのは、情報ではなく体験や感動を伴っているもの。だからこそ、大海原から取ってきてくれたという風に感じられるのかも。
今、得たい魚がある。鯛なのか、サンマなのか、カツオなのか。
もしかすると海にはいなくて、空にいるものを探しているのかもしれないし、追い求めても存在しないかもしれない。
青い空を眺めていたら、大海原に見えて。
空や海に向かって何かしようとするなんて、おこがましいことかもしれないな。
ならば委ねてみるか。
まだ委ねられてないんだけどさ。
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