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意図してエネルギーを送った4月18日はヒーラー記念日

「ピッ!はい、飛び込んで!」

スイミング教室に通い始めた5歳。背中のヘルパーは3つ、プール際で立ちすくむ。シャンプーハットをしても、水が目に入って嫌なのに。少しでも水が顔にかかるのが怖くて、プール際でタオルを持って固まってるのに。

“えっ、飛び込むとか無理だよ”

“怖くて無理”の記憶はあるけれど、結局飛び込べたのかは覚えておらず、その後どうやって泳げるようになったのかも分からない。ドンくさすぎてイジメられてたのは覚えてる。2年後、選手コースメンバーに選ばれて、いじめっ子たちを眺めてた記憶があるから(性格悪い、笑)。そんなドンくさくて臆病な娘を両親は、ずっと温かく見守ってくれていた。

「リストアップして、そこに片っ端から電話していって。毎日100件は目安ね。」

“えっ、知らない会社にいきなり電話するの怖いんですけど”

22歳。新卒入社した会社は、厳しい営業会社で、いわゆる新規テレアポが最初の仕事。ひたすら営業先となる会社をリストアップしては、電話をかけ続ける。お客様からの電話をとることも、かけることも怖かった。

会社では珍しい根性論で訴えない先輩からの指示だったが、“やろう”の気持ち以上に“怖い”が勝っていた。ポンコツ新人に、一回り上の先輩お姉さま方は手厳しかった。

水泳と同じように、いつの間にか少しずつテレアポも新規開拓もできるようになって、お姉さま方も優しく接してくれるようになった時に言われた。

「本当に温室育ちね。世の中は温室の方が断然少ない。でも、冷たく苦しい世を知らずに過ごせるのなら、ずっと温室で育ちなさい。あなたならできる。」

厳しい世の中に揉まれてきた先輩からの温かい言葉だった。

大の苦手だった『水』を克服し、『新規開拓』を克服し、「何事もできるようになる」ことを会得しながらも、『恐怖感』は克服できていなかった。

「じゃあ、ヒーラー(ヒーリングをする人)とヒーリー(ヒーリングを受ける取る人)に分かれてやってみましょ~」

1ヶ月前。突如放たれたtomokoさんの言葉。エネルギーワークという名の、何をするかも分からない実践のグループワークに初めて参加しているのに。

“えっ、ヒーリングとかしたことないし、どうやってするの?”

と怯える。初めて何かをする時の恐怖感が顔を出す。
「ヒーリーがいいです!」と慌てて挙手。ヒーリングなんてできる気がしない。でも来月は、ヒーラーの番がくる。

みんな自然とヒーリングをし始めるし、会話している内容が難しくて、ついていくので精一杯。あっという間に一ヶ月経ってしまって、特に何の準備も練習もしないまま、ヒーラーにチャレンジする時がきた。


やってみたが、あまり手ごたえがない。
ただ、なぜか力だけは湧いてくる感覚がある。

ヒーリングを受けてくれた方々から、フィードバックをもらう。受け手の方々の感性の豊かさのおかげで、エネルギーを媒介できてるのかな?感じてもらえるものがあったのかな?と多少なりとも手触り感をえながらも、経験不足が否めない。なにせ初めての経験だから。

終わった後に思い出したのが、5歳と22歳の自分だ。

何か初めてやるとき、私はいつも怖がっている。ビビりで仕方ない。できるかどうかのジャッジを自分に課してるからだ。

「必ずできるようになる」のも知ってるからできるんだけどね。

自分で克服してきたように思ってたけど、違ったなー。

自分だけで克服できたんじゃない。
いつも誰かが叱咤激励してくれて、
いつも誰かが温かく見守ってくれていた。

怖さ以上に、温かさが守ってくれてた。

今日、叱咤激励ではない心地よさの中でチャレンジしてみたことで新しい境地にいける。また得られる何かと、できるできないの世界から脱却していくことを思い描けたのだ。

意図してエネルギーを送った
4月18日はヒーラー記念日(サラダ記念日風)

まずは記念日認定をしておこう。




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