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わたしとゲーム音楽「ぽかぽか秋のドラクエ編」

秋に聴きたい わたしのお気に入りドラクエ音楽 

夕ぐれ時、部屋の窓を開けたある日に、それまで夏の蝉の声が聞こえていたのが、鈴虫のそれへと切りかわる瞬間を聴きました。「あっ!いまこの時に季節がかわった!」って思いましたね。2週間ほど前だったでしょうか。
  小さい秋見つけた、という歌がありますが、休む間もなく熱気や雷雨で攻めてくる夏の派手さにくらべると、秋はたしかに”小さい”な、と感じます。

 さて、そんな今日この頃聴きたくなるゲームミュージックは何でしょうか。わたくし本日も、勝手きままにドラクエ音楽をピアノ演奏いたしました。大柄で存在感の大きい夏と冬にはさまれた、小さい秋にぴったりな、かわいい曲をぽかぽか日差しの中で聴きたいと思ったのです。

ドラゴンクエストⅧより「静かな村」

 1曲めはドラクエ8の「静かな村」という曲です。
ドラクエ10でわたしの好きな村、メルサンディをイメージしながら演奏しました。

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ドラクエ10もサービス10年目に入り、町や村はものすごくたくさんあるわけですが、ドラ10で一番いごこちの良い村は、と聞かれたら、今でもやっぱりメルサンディというくらい、こののどけさが今も好きですね。
「静かな村」は題名のとおりひかえめなかわいらしい曲なんですけれど、後半はわたくしの気分がアガってきたため勝手に盛り上げました。

ドラゴンクエストXより「夢のマイルーム」

 ドラクエ10ではゲーム内に自分のおうちを建てることができます。2曲目は、自分のおうちの中で流れる「夢のマイルーム」という曲です。
 曲自体ももちろん好きなのですが、わたしの胸を熱く焦がすのはむしろこの、「夢のマイルーム」という曲名なんですね。マイホームではなく、マイルーム。そこがポイント。

 今でこそ、おうちを手に入れるためのお金は難なく手に入れられる時代になりましたが、わたしがドラクエを始めた当初、それはちょっとプレイしたくらいでは手の届かない大金でした。土地(小)の最低価格が2万ゴールド。土地(大)に至っては10万ゴールド。

 10万ゴールドなんてかなりの時間をかけなければとても稼げない金額だったので、多くのプレイヤーは土地(小)を手に入れ、まるや三角の屋根のついた、こぢんまりとしたおうちを建てることを目標にしたものです。

 たくさんのプレイヤーが小さな ”マイルーム” を夢みて、冒険の旅に出てお金をかせぐことになる。この曲を作曲したすぎやまこういち先生は、そのことをきっと理解していらっしゃったのだなと思うのです。だからこの曲名にグッとくる。

 苦労して2万ゴールドを貯め、やっと建てたマイルームは、大きなマイホームではなかったけれど、わたしのドラゴンクエスト10の大きな思い出になりました。
 街をくぐりぬけて家に帰り、画面が切り替わってこの曲が流れると今でも本当にくつろいだ気持ちになれます。おかえり、今日の冒険はどうだった?さあゆっくりおやすみ。まるでそう言ってくれるような、大きなつつみこむようなこの曲がわたしは大好きです。

【楽曲について】
・音楽 すぎやまこういち大先生
・ピアノ わたし
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・コンテンツ ドラゴンクエストXオンライン
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