「ロジカ・ドラマチカ」を読みました

私が今回読んだ本は、古野まほろさんの「ロジカ・ドラマチカ」です。


この記事は本書の内容を含みます。ネタバレご注意ください。



「ロジカ・ドラマチカ」物語

〈論理的対局〉
その日、たまたま耳に挟むなどした興味深い日本語の特定のフレーズをピックアップして、そのフレーズから論理のみで驚嘆すべき結論を導きだす。論理的解析から、発信者の真意を証明していく結子と司馬警視正のポリス・ミーツ・ガールな物語。





「ロジカ・ドラマチカ」を読んだ感想


【証明】といえば、私は数学の証明問題が出てきますが、たった一つの言葉から結論を論理的に相手を納得させる。
おそらく数学の証明問題よりも長く、難しいのに、結子と司馬警視正の思考力に驚かされました。

見所は、結子と司馬警視正の論理的対局合戦です。二人の証明が理解できたとき、パズルのピースが合わさったみたいに爽快でした。

普段なら気にもとめない言動を瞬間的に捉え、たった一文で広大な論理ができるのはすごいと思います。
また面白いことというのは、身近なところにあるのだと気付きました。

個人的に、言葉の使い方やシナリオ構成が斬新だなと感じました。
読む前と読んだ後のギャップがすごくて、読み終わった後に甘い物が欲しくなった一冊です。

結子ちゃんは、かわいい。

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