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【お母さんへ】初めての手紙

昨日は母の72歳の誕生日でした!

前日から娘と一緒に
誕生日プレゼントを買って、
ケーキを買って、
娘がばぁばの似顔絵を描いて、

誕生日って準備も楽しいんだよね♪



そう思えたのは今年に入ってから。
今までは色んな事に追われて
楽しむ余裕がなかったから。

そして、私は初めて母に手紙を書きました。

結婚式の時にも書かなかった手紙。
披露宴では手紙ではなく、その場でその時の気持ちをダイレクトに伝えるという、大胆なことをしました。
↑そのため何を言ったか全く覚えていません(笑)



大好きな人に大切なことを伝えるときはメールやブログではなく、お手紙にすると心に決めています。

やっとね、母に書く時がきたんです。
書くのに3日もかかったよ。
レターセット3枚分にこれまでの感謝の気持ちを綴りました。



母はとても心配症で、いつも自分のことは後回しで家族のことを最優先にするようなタイプ。

一方、頑固一徹、TEH昭和を代表するような父。
男性は外で働いてお金を稼ぐ、女性は子育て家事をこなすもの、というマインドがかなり強い人です。

そのため、私の父親は朝起きて、
”新聞!”
と言うだけで母が持ってくる。

朝ごはんは父の起きるタイミングで用意が整っていて、味噌汁とご飯はマスト。朝食にパンがでてきたことはほぼありませんでした。

食器なんて洗ったこともなければ、お皿がどこにあるのかすら分からない。きっと、洗濯の仕方も分からないし、洗濯物を干したことすらないと思います。
今の時代では絶対にありえない 笑

母はいやいやながらやっているのではなく、これが当たり前と思っているから本当にすごいのです。
私だったらこの生活、1週間ともたない。
いや、1日で限界!笑

とまあ、幼いころからこの環境で育ってきた私はいつしか、”母のようにはなりたくない”と思うようになっていました。

自分の人生は自分で切り開くもの、誰かのために生きる人生なんてつまらない。
だから私の反抗期は壮絶でした(笑)

結婚するまで自由奔放に生きてきました。
いや、結婚してからは更にパワーアップしてしまいました。

心配性の母に心配をかけるようなことばかりしていて…
もう、本当に困った娘です。



でもどんな時も母は私の味方でした。

私が言葉にしなくても、
一早く気づき、
助けてくれました。

会社を解散させようと決めたとき、

娘が情緒不安定に陥ったとき、

夫が手術を受けると決めたとき、

心配性の母に余計な心配をかけまいと明るく振る舞っていたつもりだけど、母にはそれすらお見通しでした。

仕事が遅くなり娘を夜中まで実家に預けて、寝ている娘を迎えたときに母が一言。

”ご飯だけはちゃんと食べなさい”
と毎回、温かい料理を出してくれる。

”そんなにやせ細ったら仕事もできないでしょ”
娘を預けっぱなしで仕事をしている私を咎めるのではなく、心配してくれる母。

結局、この状況を一人で受け止めることができなくて、でも誰にも相談できなくて、結局母に頼ってしまって…

夫が手術を受ける日、母が一緒に行くと言ってききませんでした。半日かかるような大手術だったので何かあったら心配性の母の精神が心配だと思い、私一人で大丈夫だからと断っても行く気満々の母。

保育園のお迎えをお願いしたいから、家にいて欲しい、と伝えるとやっと納得してくれました。

母が行きたかった理由はね、"手術室に入る時の後ろ姿をちゃんと見たかった"そうです。

この時、母にとっては夫も息子同然に思ってくれているんだな、と何とも言えない気持ちになりました。

そして、手術の間、一人で待っている私の気持ちを考えるとどうしても行きたかったんだと。

この時ばかりは涙を堪えるのに必死でした。

母はいつだって私のことを一番に考えてくれていて。
私が娘を想うように、母にとっては40近い私のこともずっとこれまでと変わらず可愛い娘なんだな、と愛の深さを知りました。

今、こうして普通の日常生活を送ることができるようになったのはすべて母のお陰です。
仕事も立て直すことができたし、
夫の術後の経過も安定している。

今がとても幸せです。

コロナと共に生きる世界はとても息苦しいけれど、高速道路をノンストップで爆走していた私はやっとパーキングエリアで休憩することができました。

子育てのこと、家族のこと、これからの仕事のこと。
一時はこんな不安定な仕事辞めようかと考えたこともあったけど、この仕事は大好きだからやっぱり辞められない。

でもこれからは仕事の配分をちゃんと考えて、日曜日はできるだけ家族の時間を作るように心掛ける!
母にもそう断言しました。
(繁忙期は勘弁してください笑)

そしてこれからは母にたくさんの”ありがとう”という素直な気持ちを伝えたいと思います。
これからもたくさん甘えるし、心配もかける(笑)
だから、これからも健康でいてください。
そして、この先もずっと私と孫の成長をそばで見守っていてほしいな。

”お母さん、いつもありがとう”

4月17日は娘の誕生日♪
今から準備を楽しもうと思います✨

MAKI

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