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沖縄の盛り沢山な披露宴を2時間半で収めるトリックがあるんです。それは、他県では考えられない方法で…

沖縄の披露宴は昭和の時代で止まっている

<沖縄の披露宴事情>
①余興は4~6つあるのが一般的
②お色直しは2回がスタンダード
③演出は未だにスモークやバブルシャワーを使用
④テーブルラウンドはキャンドルサービスonly
⑤テーブル札は衝撃の漢字タイプ
 (通常はアルファベットや数字タイプです)

以前ご紹介したこちらのリストの中から今日は②についてご紹介したいと思います!

お色直しは2回がスタンダード

①色打掛け(和装)入場
②ウエディングドレス入場
③カラードレス入場

1披露宴で3着もの衣装をお召しになるのが一般的。もちろん披露宴の時間は県外と一緒で2時間半

これ誰が考えたんでしょう…

皆さんよ~く考えてください。
以前、お伝えした通り余興が4~6あるのが一般的なんです。それにプラス2回もお色直しをする。

普通に進行組むと3時間超えません?
いやもっとかかる!!

2時間半に収めるトリックとは…

それは、新郎新婦がお色直しで中座をしている不在の時間に余興が行われるということ。

<沖縄の余興の考え方>
新郎新婦がお色直しをしている間に新郎新婦に代わって会場内を盛り上げる役目

県外では絶対あり得ないこの実情。

そのため、新郎新婦どちらかが県外出身の場合、完全にもめます。
例:新郎→沖縄出身、新婦→県外出身の場合の1コマ

プランナー:今回、余興が6つあるので、1回目のお色直しの時に4つ、2回目のお色直しの時に2つの配分でよろしいですか?余興の順番決めをしましょう。

新郎:高校時代の余興は結構盛り上がるから後半がいいな、新婦側の余興どこがいい?

新婦:ていうか、そもそもに余興って私たち見れないってこと?

新郎:あたりまえじゃん。俺らが退場してから余興やるのに?

新婦:もーあり得ないんですけど。私たちのために一生懸命練習してきてくれているのに私たちその場にいないわけ?

矛先プランナーに代わる→どうにか調整できないんですか?

とまあ、こういう流れになるわけです。
調整はできますが、どうやったって延長になってしまいます。
だってお色直しが2回もあるのですから

***

沖縄県民の皆さん、一度考えてみてください。
2時間半の披露宴中、お色直しを2回することによって新郎新婦は1時間も会場を不在にするわけです。

そして、なぜチャペル式8割のこの時代に挙式後、一度ドレスから和装にチェンジする必要があるのでしょうか?挙式から参列しているゲストを1時間もお待たせしておいて??

和装を着るのであれば絶対に和装入場だと決めつけていませんか?
これね、私もフリーになるまではそう思っていました。

というよりウェディングドレスで入場をして途中で和装チェンジなんて時間的に絶対に無理だと先輩から、そしてヘアメイクさんから教えられました。

そんなことないんですよ!

ドレス→和装チェンジはできる!

私は今、ドレス入場→和装や琉装チェンジなんて日常的にやっています。

私がお願いしているヘアメイクさん、着付けの先生は普通にいつものお色直しの時間内でちゃんとやってくださいます。(もちろん、ヘアスタイルは洋髪限定ですが)

沖縄にはまだまだ短時間でチェンジできるような技術を持っている方が少ないのが現状。というよりは、途中で和装チェンジができる!ということを知らないのかも。

これからこの技術を若手ヘアメイクさんに学んでもらい、沖縄を変えてほしいなぁ、と願うばかりです。

いや、、、
私がやればいいじゃん!

と、今noteを書きながらふと思ってしまいました 笑
あ、私がヘアメイクをするということではなく、この技術を学ぶ場所を作ることはできるな、と思ったのです。

途中で和装チェンジができたらプランニングの幅が広がりませんか?

そしてやはり、お色直し2回はそろそろやめにしましょう...
どうしても3着 着たいのであれば、前撮りをご提案してあげてください。

せっかく来てくれているゲストとの時間をもっと大切にね☆
新郎新婦様にもきっと喜んでいただけるはず☆

お時間あればコチラの記事とあわせてご覧ください♪

MAKI


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