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Notion導入後4年の活用状況を語る

2023年2月10日で、Notionユーザー5年目に突入しました!
この振り返りnoteを書くたびに「こんなに愛と熱狂が続くなんて奇跡」と思います。他にはiPhone位しか思いつかないので、もはやNotionはインフラのひとつですね。

4年間も使い続ければ活用方法も安定してくるので、さすがに語ることもなくなりそうだな?…と、今年1月時点では、思っていました。
ですが個人的に、激動の1ヶ月を過ごしてしまったので、今回は「Notionの価値」を改めて考えたnoteになります。

激動といえば、Notionも凄いですね!
このnoteを書いたのが2月23日なのですが、Notion AI公式リリース!!おめでとうございます!!
個人的にはNotion日本語版リリースと同じくらいのお祭り気分でした…!

トレンド入り記念スクショ

オールインワンワークスペースにAIが搭載されることで、仕事の“風景”がガラッと変わる感覚。熱いですね…!

2019年2月はまさかこんな激アツ展開になるなんて想像だにしていませんでした。
さらに4年後は、一体どんな風景が広がっているんでしょうか。個人的には、日系企業で圧倒的シェアを誇る某製品群から、根こそぎ置き換わってほしいな…!と、心から願っています。


“オールインワン”繋がりで、今回はプライベート使いから振り返ってみようと思います。
プライベートでのトピックスは2点です。

1.スマホでNotion

先日もnoteに書きましたが、私はプライベートにおいては、ほぼ100%、スマホユースです。

ですので、たまに見かける「Notionはスマホからは扱いづらい」という文脈には???と首を傾げてしまうのです。
個人のワークスペースは、レイアウト微調整以外はほぼPCで触ったことがないレベルなので。

たしかにNotionは、PCで触った方が、全体感を掴みやすいだろうなと思います。
けどテンプレートを使えば、スマホからでも余裕でページを“構築”できるのではないかなと。

とは言え、慣れるまでにすこし“ステップ”は必要だろうと思います。
Notionの習熟は「習うより慣れろ」というか、「好きこそものの上手なれ」に近いのかな…と感じています。スマホユーザーであれば特に。

たとえば、「こんなサービス(アプリ的な)が欲しいけど、自分にフィットするものが無いんだよな…」と悩ましい時、Notionのテンプレートサイトを眺めて、とりあえずピンときたものを複製してみる。
そこにどんどん情報を入れていけば、スマホからでもNotionの操作感は掴めると思います。
そして使っている内にどんどん「Notionで他にやってみたいこと・作ってみたいページ」が増えていって、しまいには自分で「“自分だけのアプリ”的なページ」を作り始めてしまえるのではないかと。
とりあえず、Notionに情報を溜め込んでいけば、後でどうとでもなるので!

クリエイターでなくても、たとえスマホでも、“自分の為だけのサービス(ページを構築できる”のがNotionの魅力。
そのエビデンスになりそうなものが、私のとある週のスクリーンタイムです。
これを眺めて“スマホにおいても、Notionはオールインワンワークスペースだな”と、つくづく実感しました。

とある週のスマホのスクリーンタイム

この週は4日間出社していて、出社日は10時間はスマホに触りません。
スマホ時間が平均4時間41分ということは、睡眠&生活時間が8時間と考えると、残り6時間がフリータイムになります。
このうち4時間がスマホ時間で、うち1時間強がTwitter、1時間弱がNotion。ほかは細々と、ゲームやネット記事を読む程度…という結果でした。確かに平日は、基本的にTwitter→Notionの行き来しかしていないので、なるほど納得の結果でした。

この結果は、たとえば日記や、映画/ドラマ鑑賞ログや、家計簿や、スケジュール管理といった「日々の生活に必要なサービス」を、すべてNotion内に構築してしまったからです。
「自分だけのアプリ的なページ」をNotionで作ってしまえているから、他のアプリを使う必要がなくなったんですね。
(ちなみに唯一「Structured」というタスク管理アプリだけは使い続けていて、これは自分への申し送りメモ的に使っています)
これまでどんなページを作ったかは、2年前のnoteに詳しく書いています。ここに書いているページは大体今も使い続けています。

欲しいものを自分で構築してしまえるのは、とてもQOLが高いというか、シンプルにストレスフリーで快適です。


2.オフ用DASHBOARDの爆誕

プライベートのワークスペースは長いこと、情報をストックしている「PORTAL」と、毎日の母艦になる「DAILY LOG」が二本柱で構成していました。

ですが、オフでもいろいろと考えないといけないことが増えてきたので、情報収集の必要がある案件と、2ヶ月程度のスパンのタスクをとりあえず突っ込んでおけるDASHBOARDを作りました。
とりあえず!私の好きな言葉です。その適当さを受容してくれるのが、Notionの柔軟性ですね。
ページ整理作業なんてしなくても、とりあえず今、必要な情報をどんどんストックできて、アクセスしやすい動線にできる。その気になったら部屋を掃除するが如く、整理整頓も簡単にできる。最高です。

DASHBOARDはスマホからのアクセス最優先の構成

DASHBOARD構築の際は、ShodaiさんのTweetで興味を持ったCanvaのおかげで、ページ作りが俄然楽しくなりました。
今まではもっぱら写真をカバー画像に使っていたのですが、ページ内の情報にトンマナを合わせるのは、アクセスのしやすさを担保するうえで大事なことだなあと、改めて実感しました。


ここから仕事×Notionについて綴ります。


3.仕事用Notionとの決別

昨年の「導入後3年」noteでは、遂にチームでNotionを使えるようになった、と喜びを綴っていました。

幸せな日々でした。会社のグループウェアとNotionのタブだけを開いて仕事が完結していた日々。85%位はNotion上で作業し、エクスポートしたファイルをグループウェアにアップするだけで仕事が回せていた日々…

今月、仕事場でのNotion利用が終わりました。メンバー異動やセキュリティ強化、諸々、諸々が重なり、オフィシャルでの継続利用は不可となりました。
ショックが深すぎて、未だ立ち直れていません。

とは言え転んでもただでは起きない性格です。1年超の蜜月を経て利用中止したユーザーの状況、そして逆説的に、改めて実感できた「Notionの価値」を書き留めてみます。

▼ これまでの仕事の進め方

▼ 現在の仕事の進め方

・議事録や作業メモ→1note(隠語)へ
・タスク/スケジュール/メモ類→手帳へ

▼ その結果、観測できた事象

  • 1noteはDB機能が無いので、どうしてもExcelを使わざるを得ない→ファイルが分散する

  • 結果、常に脳味噌が溢れているような不安や焦りに襲われている

  • キャパシティの上限がすぐに来る感覚がある→毎日の“疲労を実感する時間”が早くなった

  • 脳の“余分なリソース”を使っている為と推測

ここまで書いて(中毒なのか?)とちょっと怖くなったんですが笑、1年以上使い倒したことで、まるでNotionと脳がリンクしているような感覚になっていたので、それが無くなってしまうと…致し方なしですね。
上司にも「Notionを使えなくなると、この1年間分の記憶を失うことになりますよ」とアピールしていました。そう、私は今、記憶喪失なのです。

逆に言うと、振り返ってみれば、Notionを相棒にしていた私はまるで超サイヤ人のようでした。Notionを開いていれば常に金髪。


▼ 1月までの常態

  • すべてのドキュメントがNotion上で完結(グループウェアにupする時のみCSVでDL→成形して提出)。シームレスに作業でき、目当ての情報を探すのも爆速

  • 無数のタスクも、Notionの「SCHEDULE&TASK」に一切の漏れなく集約・管理できている…という絶対的な安心感がある

  • キャパシティが無限にあるような無敵感

  • Notionを触っていれば無条件に楽しい

1年強の間、がっつりと使ってみて、情報を集約することで、どれだけ仕事が爆速で進むのかを、しみじみ実感できました。
例えるならば、端のない一枚の紙に、分析用excelシートも、プレゼン用pptも、リリース用wordも、取り留めないtextも、全部を記すことができていて、かつ関連情報はリンク&ワープできて自由自在…というイメージです。
シームレスでストレスフリー。素晴らしい体験でした。今思えば本当に、夢のような日々だった…

とはいえ、記憶喪失であっても仕事は進めないといけないので、今は前向きに、Notionを使うことで習得したタスク管理のノウハウを、アナログで再現しようと四苦八苦しています。
Notionが今日・明日・来週のタスクを一覧に並べてくれていた日々と、毎日手書きのメモを見返さないといけないアナログな日々とのギャップが凄すぎて、まだ慣れませんが。勿論、手書きにもメリットはたくさんあるのですけども。

仕事面でNotionから離れてみて、「Notion上で作業する(=オールインワークスペース)」というのは、自分の脳をNotion上に拡張できるということなんだなと思いました。
その無敵感は得難いものです。ドラえもんの4次元ポケットを常に手元に置いているようなイメージです。ああ惜しい…

4.さいごに

Notion×仕事の蜜月は素晴らしいものでした。心を亡くしそうに忙しい日々も、Notionに触っていれば無条件に嬉しくて、仕事が楽しかった。
人事・経営サイドの方に心からお伝えしたいのですが、ツールやガジェット類は本当に、社員のエンゲージメントに影響します。(正直、自分でもここまでコンディションが左右されるとは思っていませんでした)
そのうち就職ナビなどで「弊社ではNotionが使えます」というフレーズが謳い文句になる日が来るかもしれませんね。

Notionを使うことで、一人ひとりのパフォーマンスが1.5倍、2倍に拡張されるなら、たしかに組織(チーム)は成長するよね…と実感できました。
こと、タスク管理や仕事に関する思考メモなんてものは、どこからどこまでが個人、あるいは組織の持ち物なんだろうね…と考えてしまいます。キャリアの財産ではないのか?と思ったり。

などと、Notionへの未練を断ち切りがたく、悶々としていた最中の「Notion AI正式リリース」!
もう、自部門の仕事にマストアイテムじゃないの!という感じです。仕事で使いたいシーンが湧いてきすぎて困ります!笑

皆さんのNotion AIの活用方法を見るにつけ、やっぱりどうしても諦めきれないので、仕事×Notionの環境を復活できるように虎視眈々と機会を伺おうと思います!

Notionが日系企業内においても(Salesforceやkintone並に)“あたりまえ”の存在になるのと、自力で復活できるのと、どちらが早いかな。
案外抜かされちゃったりするかもしれない。それはそれで、とても素敵な未来です。早くそんな日が来ますように!

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