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彼の言葉

私は標準語を話す。
今まで関わってきた人も全員そうだった。

上阪してから出会った彼は、土佐弁を話す。





「俺、マキちゃんのこと好きやわ。」

想いを伝えてくれた時も、今までの人生で伝えられたことのない特別な言葉だった。

「今日も寒いき、あったかくしてきや。」

私にとって、それは彼だけが話す言葉。

「まだ起きちゅう?」

彼が言うと、何気ない言葉も一つ一つが愛おしい。





これからもたくさんの言葉を聞きたい。

彼の言葉で聞きたい。

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