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ここから始まった顔へのアプローチ 造顔マッサージ

2006年 田中宥久子さん考案の造顔マッサージがスタートした。
前身には宥久子さんが監修をされていたSUQQU
(化粧品)のアプローチとして顔筋マッサージとして開発されていた。

とても斬新であり衝撃的なテクニカルで一世を風靡して登場したテクニカルでした。

それまでは、佐伯シズさんが代表的な肌をやさしく、そっと扱うが基本のケア方法でエステシャンの域のテクニカルが中心で日本に定着していました。

同時に『〇〇歳若返る』このキャッチコピーもこの造顔マッサージを宣伝することで生まれたコピーでした。

今やどちらも当たり前で、美容広告、webメディア、美容雑誌では 〇〇際若返る〜 や ほうれい線にアプローチ〜 リフトアップ効果のマッサージ〜 表情筋のアプローチ〜 など推奨されている美容家の方々たくさんいらしゃいますね。

残念な事に、どれも宥久子さんの考案が基本ベースにある手法。それとなぜこのテクニカルを考案するに至ったのか?
確固たる美容家としての信念とストーリーがなく
比べるに値しないものばかりだと思っている。

時代は流れて行き広告活用が上手いものほど売れ真実とは別なものが時には評価されていく。特に近年はSNSをはじめ『伝える』能力が高い人ほど反響があるという。

真実の本物を見極めるのは、自分の価値観をしっかりと持ち見極める力を備えることが大切な時代に入っていると思う。

僕は、縁をいただいて2006年宥久子さんがこの『造顔マッサージ』のサロンを開店された頃に
直接テクニカルを教えていただける機会を頂いた。しかもマンツーマンで。

僕自身30代でとても鼻高々で、弟子もたくさんいて自信過剰の頃でした。
少し斜めに構えてお会いした事を今でも鮮明に覚えています。

そんな若造に対して厳しく真剣にご指導下さいました。

久しぶりに修行時代を思い出させて頂きとても心地の良い時でした。その際に幾つか質問をさせて頂いたことで、

山田 『何故?この様なテクニックを開発するに至ったんですか?』

宥久子さん 『自分がされる俳優さん、芸能人さん、モデルさんに対してどのヘアメイクよりも自分にしかでいない顔(メイク)の仕上がりにしたく
フェイスラインを ほうれん線を 二重を など医療の域でしか成し得ない領域にアプローチ出来る手法はないのか?
特に男性の俳優さんは、メイク技法での限界があるでしょ。
その追求の答えがこのテクニカルよ』

僕が悩んでいた事に対しての明確な答えをサラッと答えられた凄さは今時々回想します。
あの頃の僕は、今流行りの美顔器を買い占めて苦悩していた頃なので。

また、こんな質問も

山田 『こんな素晴らしい技術を僕に教えてしまってよろしいんですか?』

宥久子さん 『あなたがこのテクニカルを学んでも私には追いつけません。また同じようにはなりません。そんなこと気にせずしっかりと技術を習得しなさい』

この技術を開発しようとした想い、形に仕上げるまでの苦悩、形になった時の喜び
パイオニアでありクリエイターだからこそ生まれる言葉。

クリエイターであり続けたく、『いつかは、パイオニア』に憧れる気持ちをいつまでも持ち続けたいと思う。

若くいたいと思う人間の欲求から生まれた分野
この分野が生まれたことでこの後に MTGを始めとする美容器具、美容家電ブームが巻き起こります。

個人の想いが、世の中にブームを引き起こす。
この想いを感じられる内容のものは真実だと思います。

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