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#4 施策の初期コストを惜しんでやっちまった話

これはあるサービス提供企業のウェブマーケティングを行った時のおはなし。

その会社は、すでにウェブサイトをお持ちでしたが、新たにデジタル広告の施策を行いたいとのことでサポートさせていただきました。ただし、デジタル広告の費用は確保できているものの、そこから誘導するランディングページ(LP)は既存のものを使いたいとのご要望でした。

対象のページはデザインこそ整っているものの、外部からの流入に対して導線の設計があまりされておらず、私自身、このLPのままだと効果を出しづらいと直感で感じました。その後数日間、デジタル広告の費用を切り崩してLPの修正を提案するか迷った挙句、メーカー側の希望もありそのまま広告を実施することにしました。

その結果、広告としての表示回数やクリックは良い結果が得られましたが、LP誘導後のコンバージョンはあまり良い結果につながらず。。。

教訓

何かの施策を始めるときに初期コストはできるだけ低いことが理想ですが、コストをかけることで明らかな効果の違いで見えるときは、必死に説得するべきですよね。

特に広告施策の場合、多くの担当責任者や経営者の方は短期的な結果には着目していることが多いため、初期コストが高くなることを嫌がるケースが圧倒的に多いです。

しかし、私自身もこの事例ののちに体験しましたが、初期コストをかけることで中長期的に大きな結果が見込める可能性が高いことがわかれば、それに賛同していただける場合もあり、成功の確率も飛躍的に高まります。

言いづらいですが、成功のために必要なコストはちゃんと伝える、マーケティングに限らずビジネス全体に共通しますが、ホントに大事なことですね。

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