makeours

設計を仕事にしていますが、主に木工その他の生活DIYのことを記録しています。 二種電気…

makeours

設計を仕事にしていますが、主に木工その他の生活DIYのことを記録しています。 二種電気工事士/インテリアコーディネーター/Filemaker歴15年くらい。 建築とグラフィックの間のことをやるフリーエージェントな設計者

マガジン

  • Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話

    長らく使っていた読書アプリがサービス終了してしまったので、Filemakerを使って自分用に作った記録です。

最近の記事

FileMakerで蔵書管理(10)近いジャンルを表示する(ポータルと自己リレーション)

FileMakerで作ってる蔵書管理のカスタムアプリ、今回は近いジャンルのタイトルを表示させる方法の解説です。ポータルに自己リレーションの関連レコードを表示させるという、わりとベーシックな機能です。 まずはデータベースについておさらいカスタムアプリ本体については前回の記事でリンクしましたので、そちらをご覧いただきたいのですが、ざっくり説明すると、書籍のバーコードを読み取って国立国会図書館サーチ結果から情報を取り込み、ストックしていくアプリです。 データベースにはISBN、

¥600
    • NDLサーチの考察(5) 取得したキーワードをどう使うか

      国立国会図書館サーチで書籍情報を取得するカスタムアプリ制作の話、前回に取得したキーワードが実際どの程度使得るものなのか、という話です。この検証ついでにカスタムアプリを大幅にアップデートしまして、ダウンロードリンクを追加しています。それゆえに今回の記事は値段高めに設定しています。 似たテーマの書籍を可視化できるのではないか、前回、NDLサーチに収録されている「主題」を取り込んでみました。わりと一般的な単語で収録されているので、ある程度の数が集まれば、似たテーマのタイトルの集合

      ¥500〜
      • NDLサーチの考察(4) 書籍のキーワードを取得する 

        FileMakerを使って国立国会図書館サーチで書籍情報を取り込んで、蔵書を管理するカスタムアプリを作る話、今回は書籍に関するキーワードを取り込んでみます。 前回取り上げた著者と同様、複数のテキストが収録されています。これを取り込んで、関連する別のタイトルを表示することができるのではないかと思います。 取り込む項目は「主題」キーワードとしていますが、国会図書館サーチでは「主題」として収録されています。他の項目も含めて、収録されている内容とその形式については以前に記事にしまし

        ¥200〜
        • NDLサーチの考察(3) 著者名が複数ある場合

          国立国会図書館サーチで書籍情報を取得するカスタムアプリ制作、今回からは著者名の取得における問題を潰していきます。まず今回は複数の著者名が収録されている場合の読み込みについてです。若干長くなってしまいましたが、ほとんどがタグを目印にしたテキストのピックアップについてゴニョゴニョやってるだけで、あまり真新しいことはないかと思います。ですので今回は最後の有料部分でにデータをダウンロードできるようにしておきます。 まずは確認されている事象前回ではタイトルに関して、日本語以外で収録さ

          ¥100〜

        FileMakerで蔵書管理(10)近いジャンルを表示する(ポータルと自己リレーション)

        ¥600

        マガジン

        • Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話
          21本
          ¥600

        記事

          NDLサーチの考察(2) 「読み」に関する例外的事例

          国立国会図書館サーチをFileMakerで取り込んで蔵書目録にするカスタムアプリ製作の顛末、なんとなくダラダラ続いているこの連載ですが、この調子で続けていこうと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。 さて今回は、いくつかのタイトルを読み込んでいくうちに見つかった例外的事例です。 「読み」が収録されていない場合がある今回見つかった例外事例はこちら。「DESIGN SCIENCE_01」ISBNは978-4-86757-023-4です。まずは作成したアプリにこのISBN

          ¥100〜

          NDLサーチの考察(2) 「読み」に関する例外的事例

          ¥100〜

          NDLサーチの考察 サブタイトルをどう扱うか

          今回からは各項目の読み込みについて、実際に使ってみて気がついた細かいところを考察しながら、FileMakerで処理する方法を考えます。初回はサブタイトルの扱いについてです。 まずは仕様書旧仕様ではタイトルとサブタイトルが別のタグに格納されていましたが、今年の仕様変更以来、区別されなくなったようです。特に問題は無いと言えばそうなのですが、表示が長くなりすぎることもあるのが気にはなります。 楽天booksや版元ドットコムではタイトルとサブタイトルは分けられています。 とにかく、

          ¥200〜

          NDLサーチの考察 サブタイトルをどう扱うか

          ¥200〜

          FileMakerで蔵書アプリその9 トップページを作る

          FileMakerで蔵書管理アプリを作る話、これまでいろいろ寄り道しながら国立国会図書館データベースから取り込む方法を取り上げてきましたが、今回からは「よりアプリらしく機能すること」を目標にしたチューニングについて書いていこうと思います。 起動するシチュエーションを考えてみる基本的に自分用に作るアプリなので、自分で把握していれば最初の画面はなんでも良いと思うのですが、アプリを立ち上げた時にいろんな情報が目に入ってくると、立ち上げた目的を忘れてしまったりもするので、目的に対し

          ¥600

          FileMakerで蔵書アプリその9 トップページを作る

          ¥600

          そもそも、NDLサーチで何を取得できるのか(FileMakerで蔵書アプリ8)

          前回までで、FileMakerデータベースでの蔵書管理の基本的なところをほぼ網羅できたと思います。これから必要な機能を補い、アプリとしての完成度を上げていく工程に入っていきますが、それでは一旦ここで、国立国会図書館サーチで取得できるデータについてフォローしてみようと思います。 国立国会図書館(NDL)データベースに格納されてるデータの仕様は、NDLサーチのサイトに全て掲載されております。ざっとスクロールして眺めてみるだけでも、とても細かく属性分けされていて、あらゆるタイプの

          ¥100〜

          そもそも、NDLサーチで何を取得できるのか(FileMakerで蔵書アプリ8)

          ¥100〜

          FileMakerで蔵書管理アプリ(その7) 一覧表示を見られるようにする

          国会図書館サーチの対応がひと段落ついたので、アプリ制作の続きを進めます。 そもそも作り始めたのは、読書記録をストックするのと、読みたいリストを手元に置いておくことが目的ですから、後から記録を見られなければ意味がありません。 一覧表を作る詳しい説明は省きますが、FileMakerにはフォーム形式とリスト形式という表示方法があります。(表形式というのもありますがここでは割愛します)フォーム形式は今まで作ってきたような、1件のレコードを1画面に表示する形式、リスト形式は1件のレコ

          ¥100〜

          FileMakerで蔵書管理アプリ(その7) 一覧表示を見られるようにする

          FileMakerで13桁のISBNコードを10桁に変換する。

          今回は、Filemaker関数を使って現行13桁の書籍ISBNコードを10桁に変換する方法についての記事です。 10桁は旧仕様そもそも、現在流通している書籍についてるISBNコードは原則13桁で、10桁コードの古いものも、機械的に13桁に計算できて、ほとんどのデータベースで利用できます。今更10桁を引っ張り出してくる理由はほとんどありません。10桁を利用する唯一の理由があるとすれば、AmazonのURLです。 AmazonのURL Amazonのサイト内で、書籍の商品ペ

          ¥100〜

          FileMakerで13桁のISBNコードを10桁に変換する。

          国立国会図書館の書影APIでどれだけの書影が取得できるか試してみる。

          前回、国立国会図書館サーチの仕様が変更されたこと、その内容について少しだけ触れました。そこで、思い立ったので書影APIでどの程度取得できるか試してみました。2022年に試してみたのですが、その時は楽天booksや版元ドットコムの方が多くのタイトルを取得でき、あまりメリットを感じませんでした。 この時に取得できたのが92/380タイトル、新旧あるいはジャンルごとに得意不得意はあるかと思いますが、版元ドットコムが294タイトル、楽天booksが251タイトル取得できたことに比べ

          ¥100〜

          国立国会図書館の書影APIでどれだけの書影が取得できるか試してみる。

          FileMaker関数で10桁ISBNコードを13桁に変換する。

          前回の流れで、ひさしぶりにアプリの内部を見てみたところ、ちょっとした不具合が見つかってしまったので原因探しついでにISBNコードの処理について書いてみます。 そもそもISBNコードとは何かISBNコードとは、一般に流通している書籍には必ず付いてる固有の番号です。現在では13桁で標準化されています。日本図書コード管理センターが管理しています。細かい説明はここで省きますが、気になるかたは図書コード管理センターのサイトをご覧になってみてください。 https://isbn.jp

          ¥100〜

          FileMaker関数で10桁ISBNコードを13桁に変換する。

          ¥100〜

          国立国会図書館サーチが仕様変更したようなので探ってみる。

          読書記録のために個人的に使い続けている自作のfilemakerアプリですが、NDC分類記号が戻ってこなくなったのでなんか変わったのかな、と思いながらも改修せずに放置気味でしたが、思い立って国会図書館サーチの仕様を改めて見てみました。 細かい記述は割愛しますがざっと見た感じ、リクエストURLが変わったことがデータを取得できなくなった原因のよう。しかし戻ってくるデータ自体も少し変わっているようなので、これを機に探ってみました。 5種類のインタフェースが用意されている。使えそう

          ¥600

          国立国会図書館サーチが仕様変更したようなので探ってみる。

          一年の終わりに今年読んだ本を羅列する。

          タイトルの通りです。 iPhoneのFilemakerアプリでタイトル一覧を吐き出したのを直接Numbersで開いて、少し整形してnoteの編集画面にコピー&ペーストできました。 こういう使い方もできるんだという発見と、少し改良の余地はあると感じたのでそのうちまとめたい。 ではここから。順番は読んだ順で上が最近です。 住まいの思考図鑑 佐川旭 エクスナレッジ 英語独習法 今井むつみ 岩波書店 直す現場 百木一朗 ビレッジプレス 再考ファスト風土化する日本 三浦展 光文社

          ¥600

          一年の終わりに今年読んだ本を羅列する。

          角Rのサンプル

          木工に集中してて写真撮ってないのはよくあることで、気がついたら木工の話は3年くらいここに載せてないみたいですが相変わらず作ってます。 これは別のものを作ってた時に、端材がわりと揃った寸法で出てきたので、手元に置いておくために作った角Rのサンプル。設計資料でもあるけれど、自分で削ってみることで、刃の入りとか加工の難度を体感できるし、焦げついたりささくれたりした失敗の痕跡を残しておくことで思い出せるので、こういうの大事だなと思う次第であります。

          角Rのサンプル

          Filemakerで蔵書管理アプリ(その6)入力部分とブラウズ部分を切り分ける

          久しぶりの更新です。ちょっと間が空いてしまったので前回どこまでやったか忘れ気味ですが、予定通りに管理アプリのチューニングについてです。 よりデータベースらしくチューニングする前回までに作ったものは、見た目は専用アプリっぽくはなっていますが、内部の処理は大きなスプレッドシートに1行ずつ追加しているのと変わりはありません。データ自体はそれ以外にないのですが、誤って書き換えてしまったり、途中で入力をやめたものがゴミのように残っていたり、ということが可能性は低いとはいえ起こり得ます

          ¥100〜

          Filemakerで蔵書管理アプリ(その6)入力部分とブラウズ部分を切り分ける

          ¥100〜