三十を迎える自分に向けた十二の原則 ー後編ー

前編は上
後編はちょっと応用編

第七原則 ー特性を知るー

結局のところ人には性格があり向き不向きがあり適材適所がある
組織は個を観察して、向いた所に配備する事を目指す

同様に個人が自分自身を知る事は重要
それを知る方法としてはそんなに難しい事ではなく

自分が何をやってると効率が良いのか、その逆は何か
そしてそれはやってて楽しいのか、楽しくないのか

これを分析する事が特性という事になる
しかしこれを正確に知るには機会と経験が必要であり
難しくは無いが、知れる機会がある事は幸運である

スポーツマンは若さと特性がマッチすると上位になる
漫画家も近い、若さと特性がハマる事が重要である
兵士も同様、つまり
基本的に原始から続く仕事や技能であればあるほど体力と機転が先ずは重要になる

しかし学問や知識に関わるものは先ず経験と蓄積が重要であり、若さ=上位ではない、必要なのは時間になる

学問を急こうとしても中途半端になり、スポーツを始めようとする時に老齢であれば手遅れになる

早熟と大器晩成とはつまるところ、原始に近いか、より文化的な知識を求められるかどうかである

もっと簡単に言えば、演奏やダンスやスポーツ等古代から続き肉体で表現する価値は早熟であればあるほど良く
学問としての追及は大器晩成である方が有利になる

隣りを見て若いうちに何かを成したいと焦るのも人の性だが、人には人の特性がある、それは仕方がない

第八原則 ー機を伺うー

生きてく中で物事が動かない時期と急速に動く時期がある
これは第零原則の話でもある大きな流れに逆らうな、に通じる話でもあるが
ようは腰を据える精神、落ち着きを持つ

逃げるか戦うかは目的によって異なる、第一原則の話でもある
目的を決める、と言うのはブラック企業に座してる時も、何も変化が無い企業に座してる時も、常に最善の選択を考えるのに重要になる

ブラック企業でも、目的や利害の一致で得られるものがあるなら残るべきで
無いのであれば逃げるべきでもある
ホワイト企業に座した時も、その得られた時間と精神によって次の手がゆっくり考えられる状況であるなら、いても良いし
目的がキャリアの向上であるなら辞めるのも良い手になる

目的が無ければ白黒関係なく、判断を誤る事がある
動きが無い時には急いではいけない、やるべきことは学や自分のパラメーターを伸ばす事だと思う、機を伺うとは動きが発生した時に動き、動きが無い時は留まる精神力の事、でもこれが一番難しい


第九原則 -結局は行動と運ー

別にこれは成功するための自己啓発ではない
重要なのは生きてく上ので原則の話で、出来なくても生きる事は出来る
成功したい!という意思は重要で認められるべきだが

とはいえ死ぬ程やっても表に出ない事はあるし、ちょっとやったら軌道に乗る事もある、色々な要因があるので絶対がない、時代の流れに嵌るかハマらないかみたいな話で答えが無い

ただ大事なのは 特性を知り継続する の二つ
成功するかどうかは人によって基準は異なるし、継続するうえで陳腐化したりして金銭的に無価値になる事はある

金銭的に無価値になるから辞めれるのであれば、
それはそもそも自分にとって価値がないものだから辞めた方が良い

金銭的に無価値になったとて、やりたい事なのであれば
金銭的価値は後から発生させる方法ある、きれいごとかもしれないが
そもそも趣味とはそういうものなのだ

仕事=趣味である必要は別にない、別の金銭的価値を発生させる行動をやりながら、それを続ければいい、それが出来ているなら
それは本当にやりたい事であり、続けるべき事でもある

そうやって選別をしていく上で自分のやりたいことを続けれる事はそもそも幸運な事であり、結局は運という所以である
更に幸運であれば、自分のやりたい事が時代の流れに乗って金銭的価値を発生させることが出来る

行動とは趣味を見つける為のアクション(種)であり、趣味は運によって化ける可能性がある

結局は行動と運なのだ

第十原則 -新しい事に興味を持つ-

これも行動に近いが、新しいものが一見してとてもドウシヨウモナイものに見えたとしても、とりあえずは取り入れて分析する
およそ過去の蓄積と誰かのセンスによって新しいものが発生する
何故良いものが歴史の中にたくさん転がっているのに新しいものが発生するかといえば、作る事は楽しく 見る側は飽きるからという事である

つまり作る側と見る側のバランスによって新しいコンテンツが発生する
常に知ろうとする事を避けてはならない

でも別に全てを受け入れる必要はない、見た結果、ダメならダメなのだ
大事なのは新しいものが出たらすぐ触れる癖を身に着ける事
自分の行動力を腐らせない為にそれを知る必要がある

第十一原則 -手を動かす、完成させる、追及する-

これは長い説明は必要が無い
手を動かすと完成する、完成すると追及出来る、追及した結果手を動かすとより良く完成する、ずっとそれの繰り返し

それが一番難しい

第十二原則 ー全ては繋がっている事を知るー

大それた見出しではあるが全てそう
デフレ環境で給与を上げる事は難しい、インフレ環境で物価を下げる事は難しい
自分にもし停滞感があるなら、それは世界にも停滞感があるのかもしれない
自分が躍動しているなら、世界も同じ
日本が不景気なら、日本と関係のある国も不景気かもしれない

つまるところ大事なのは「自分だけ~~なんだ」という事は珍しい
大体自分が貧しい事になっているなら、自分の周囲も貧しい事になっている

成功しやすさ、失敗しやすさと言うのは人の波が起こす環境でしかない
つまり周囲が貧困層であるなら自分もまた貧困になる可能性が高く
周囲が高所得者であるなら高所得者になる可能性が高い

別の言い方をすればコネや縁というものだが、実際そうなのだ
大事なのは自分が何処に属していたいか

この考え方はもしもの時に必要以上に自分を責めずに済むし
好調な時も天狗にならずに済む

私自身が忘れないようにする為のメモ書き

多分三十九歳になったらまた書くかも、生存に勤しむ

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