AIが定着した後の経済戦略を考える



chatGPTは凄い!~~が出来る!こういうのも出来る!!


はじめに

確かに優秀です、ホワイトカラーがやってる仕事は何でも出来る、イラストも出せる小説も出せるプログラムも音楽も出来る

人間が表に出してきたデータは全て出せると言っても過言ではありません

しかし重要な事が一つあるんですね

扱う人はAI程優秀ではない事が大半という事であります
そういった人間自体の動きも加味しないと、AIの今後の動向を読むのは難しいのであります
この記事ではそれを加味した上で今後の戦略をシミュレーションしてみたいと思います

AIで別れる分岐点

①AIの台頭で危険なお仕事

AIの危険性と利便性を早く察知するのは優秀な経営者や幹部、起業家、名を挙げているクリエイター等の元々異常なエネルギッシュな人であります

そしてこの異常なエネルギッシュを持つ人が率いる組織はそれなりに(規模や影響力が)大きい組織である可能性が高い

つまりホワイトカラーがヤバいと言うのは大企業程、AIで置き換えが出来る箇所を経営幹部以上の人がすぐに把握できてしまうからヤバい
gafam等のビッグテック系のリストラは先を見越したものだという話を聞いた事があると思いますが、AIの進化も見越した上での判断でありましょう

日本は労働者を守る規則があまりにも固いので簡単には辞めさせれないだろう、と言う話も解雇規制の緩和を進めようとしている日本ではいつこの正社員安全神話が崩れるかも分からない

でも正直重要な事はこの解雇規制が緩和しようがしなかろうがどうでも良く
要らないと分かってしまえば手当や昇給を一切無くしてしまえば良く、介護関連の会社をM&Aして送り込んでしまえば良いとか、色々手はあったりする訳で

分かりにくくなったので端的にまとめると
判断力の優れた経営者の下についてる労働者は一番危険である

次に危険なのは判断力の優れていない経営者

これは単純にAIで効率が変わった世界についていけなくなった事で経済競争から離脱する形になる、そのうえで判断力も優れていないので次の稼ぎの種が思いつかず、今まで高かった生活レベルを引き下げれずに詰むパターン

個々の職業で言えば士業やホワイトカラー、クリエイターは危険です と言うのは他の記事でもたくさん書かれている事でありますので割愛致します

②AIの台頭でまだ大丈夫なお仕事

一次産業・二次産業・医者・介護・葬儀屋・墓石屋・運送・性産業・上層のタレント業・上層のクリエイター

何が大丈夫かなんてことを考えるのは多分不毛であります
何故ならそれは安全でいたい、しがみつこうとする意思でしかなく
本気でやりたいと思ってその道に進む人たちには絶対にかなわないからであります

人間は根源的に何を求めるか

まず端的に言えば四大欲求 睡眠・食事・性欲そして体験

これは人間というハードウェアが求める限界、睡眠不足、栄養不足、性欲は次世代の為の仕組みとして必要、体験はストレスの解消等、精神面の病気を防ぐために必要

要らなくなる事は無い、であればこれらは原則的に無くなることは無い

飲食・酪農・インフラ・寝具・性産業
アミューズメント系・クリエイティブ
そして法治・軍事

これらがあれば人間の生存は出来る、競争はあるかもしれないけれど

AIは賢いが人間は賢くない

AIが大多数の淘汰を発生させた時経営者の数が減る、労働者も職にあぶれる、お金が回らなくなり、淘汰を生き残った経営者や創作者、巧くはまった労働者に金銭が集中する

そうなると経済は落ち込む、大抵は小さいサブスクとAI利用料の維持費を捻出する為に飲食やインフラでバイトをするのが正道になり、ホワイトカラーが給与が上がらず不満を持ち、経済だけじゃないあらゆる格差が発生する

歴史を見てみよう「産業革命」

産業革命では上記期間が発生した結果工場で働く人間が増え生産効率が飛躍的に向上した、しかし手作り職人は淘汰された、経営者は資本と資産を持ち、職人は固定給を与えられたわけであります

これに似たようなものが起こるとすれば今までのホワイトカラーが手作り職人と同じ立場になる、産業革命と違う所は、古い経営者も一緒に淘汰される事になるというパターン

歴史を見てみよう「ローマ」

さて、ローマでは貴族は仕事をしておらず、奴隷を働かせて社会構造を形成しておりました
奴隷をAIと置き換えて人間をローマ貴族となる構図
これはあまりならないだろうと言うのが私の推測

何故なら人類を率いる人はどっか倫理がぶっ壊れており、その類の人間は個々の人間が幸福であるかどうかはどうでも良く、自分のやりたい事を阻害するか促進するかで態度を変えるのが世の常であるからであります
そして人間は全員が全員幸福を目指そうとするなんて生易しい世界は人類史の中で今までに無かったのですね

バブル期ですら全員に優しかったかと言えばエグイ契約やエグイ営業が跳梁跋扈し過労死が起こってたくらい、人は他人がどうでも良い
他人を蹴落とそう、羨ましいから死んでほしい と言う感情から人間が切り離される なんてことは早々無い訳で



結論:人生は自分の実験場

結局AIによって生活が変わったり、他にもいろいろな変化は不可避
起こってる事は産業革命に近く、ほとんどの人は手作り職人のような淘汰に負ける可能性もある

こういう海が荒れる時に人間は流されるしかない
でも流されても良いという覚悟を決める為には

人生はただ安全に生きる為の時間ではなく
寿命を消費して時間を使うゲームであるという考え方で自分自身をコントロールするしか無いと思う
小手先では解決しない

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