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英国オンラインインターナショナルスクール春休み体験会 開催レポート

英国発オンラインインターナショナルスクールを運営しているNisai Japan株式会社(本社イギリス・日本支社京都市下京区)との共同企画による体験会を開催しました。

インターネット環境があれば家庭でできる「オンライン留学プログラム」です。Nisaiグループのモットーである"個々の熱意に火をつける"を象徴するような内容でした。

まず、インタラクティブボードを使って、コミュニケーションを行います。
これは、まず自分で考えるという経験、そしてまず聞いて、人に自分の言いたいことを伝えるという経験をすることです。

少しずつ自分でどうやって言うのだろう?そのための言葉は何だろうと今までの自分のインプットから探し、それをアウトプットしている姿。

60分という限られた時間のなかでも、学びの変化が非常に感じられ、また英語を使って話す、聞く、書く(今回はタイピングになりました)ということを経験した生徒の成長と達成感は充分でした。

今回写真を撮影していただいたTESOL(英語教授法)を学んだ心強いスタッフ(小川真司さん)から、聞く、話す、書くときにカタカナ英語になる人に向けてのワンポイントいただきました!

【英語に親しむ上でのワンポイント】

話し言葉の文章の中では、言葉の組み合わせによって、一個一個の単語の音が変化します。この変化を理解することが、日本人の英語学習者にとってはなかなかハードルが高い部分に思われます。

それらの音の変化のルールを、以下の2つのサイトがわかりやすくまとめています。


少しだけまとめると、それらの音声変化は、その種類によって、以下のように呼ばれます。

・「リエゾン / リンキング」:隣り合う前の単語の最後の音節と、後ろの単語の最初の音節が「子音+母音」になったときに、音が一つになる
・「フラップ / フラッピング」:「t」の音が「d」や「l」の音に変化する
・「リダクション」:「h」の音や、接続詞の「to」「and」「of」などの音は消えたり、弱くなる
・「ウィーキング」:破裂音「p」「t」「k」「b」「d」「g」が語尾に来た場合に、その音が消失する

これらの変化を総称して、「リエゾン / リンギング」と呼ぶこともあるようです。*具体例は上記サイトでご確認ください。

この変化を認識できるようになるだけで、英語の会話がすんなり聴けるようになりますし、聴けるようになれば、今度は自分で話せるようになるという好循環が生まれます。逆の順番もありえます。

もちろん、これらのルールを座学として学ぶことは重要なのですが、それだけではいまいちピンとこない人がほとんどだと思います。

そこで、ルールを学んだ後は、映画やドラマ、音楽からそれらを意識して探してみることが、知識を定着させて能力にするための早道になると思います。

そういった考えから僕が大学院の課題で作ったのが、洋楽ポップスを題材に、上記のような音声変化が一曲の歌詞の中のどこに存在するのかを探し、最後にそれを真似するという授業でした。

要するに、よく言われる「カタカナ英語を忘れる」ことと同じくらい、リエゾン / リンギングなどの音声変化を学ぶことは、「話す・聴く」のスキルを上達させ、日本人が英語力に自信をつけるために重要だと、僕の実体験からそう考えています。

さて、そのリエゾン/ リンギングをテーマにしたワークショップを企画したいと思っています。決まり次第Peatixで告知します。

<写真:小川 真司>


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