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ハンフリー・ホークスリー元BBCアジア編集局長による事例報告 第2回 神統一世界のための希望前進カンファレンス(文字起こし)2022年12月17日

皆さんこんにちは。私はまず、希望前大会カンファレンスに招待いただいて感謝申し上げます。

本日我々が議論する問題は人間の個人の苦痛と、世界のパワーバランスに影響を与える最も広範な地政学的問題に関連する複雑な問題です。

全ての新聞編集者にとって、一人の国家のカリスマ的な人物の暗殺はとても強力は話です。さらに政治的に繋がった宗教団体に対する古い不満は新聞を売り、視聴率を上げるあらゆる種類の陰謀と混じり合っています。

しかしその背景にはこれまでメディアがほとんど扱ってこなかった話の内容があります。

それは重要なことであり、また彼らの仕事であるため今その物語を扱う必要があります。

どうして関心の矛先が安倍晋三元首相を殺害した銃撃者から、何十年も前に寄付できなかったと非難した対象である家庭連合に移行したのは何故なのか?

私たちは質問を投げかけなければなりません。

日本の報道に関する調査がその理由を教えてくれています。

現在まで約5万以上の報道がありました。

そのうち約5千件の記事を直接調査致しました。

最初の報道は、教会と暗殺者の家族間についての問題に焦点を当てていました。

それは政治的な内容とは対照的に、日本の社会面で主に扱われていました。

8月にその焦点は教会と政府自民党の関係に移されました。

その結果、政治的問題となり、8月の第2週に内閣改造が始まりました。

自民党は家庭連合を利用し自分たちに代わり、選挙運動をした容疑で告発されました。

この部分にしばし注目してください。

アジアで極めて少数的に発展した民主主義国家の1つであり、アメリカの強固な同盟国の内閣内での激変は宗教団体が政治家の選挙運動を支援することを可能にすることによって引き起こされたと主張しています。

また「霊感商法」に関する議論もあります。

しかしローマ教会と聖公会は、清潔さとは程遠く、ラテンアメリカを想像してみてください。

例えばローマカトリック教会のメンバーが政治家に変わったという非難や、アメリカの中心部で選挙運動をした場合、赤(共和党)でも青(民主党)でも地域の教会は、地域の政治の争いから完全に逃れることができるでしょうか?

違います。政治と宗教は互いに関係を結んでいます。

それでは何故日本で大きな問題にならなければならず、言論に非難されなければならないのでしょうか?

現在、読売、産経、朝日、毎日、日経など主流メディアを対象に、8月から11月までの間に約5万の記事のうちの5%である、4238件を分析した結果、家庭連合の肯定的な見方を示した記事はただの1つもないことがわかりました。

それはテレビ報道が教会への敵対的な人々へのインタビューによって引き起こされ、そのいくつかは日本共産党と関連しており、これは国家と国際的な問題により、再び引き起こされている左右の競争です。

偏向された報道の証拠はありますが、言論弾圧、津波などの禍災報道は稀ではありません。

最近イギリスでの、故エリザベス2世女王の報道は、君主制を廃止しようとする人々からですらほとんど不平がありませんでした。

しかしより大きな問題であるイラク侵攻に関する批判的な質問が欠けていました。

サダム・フセインを打倒する表面的理由である大量破壊兵器は存在していませんでした。

中東を揺るがす戦争や不安に繋がり、これにより多くの人が命を失い、安定をもたらすことはできませんでした。

ですから日本で起こっていることに対する批判的な質問が必要なのです。

特に言論弾圧についての質問が必要です。

正確に何が起こっているのか。私は正確に知っているとはいえません。

しかし私は数十年にわたり世界中を報道してきた中で、疑問があります。

究極的にこの事態を見て利益を得る人は誰でしょうか?

安倍晋三は何を表しているのでしょうか?

家庭連合は正確に何であり、どのように運営されているのでしょうか?

そこから始めなければなりません。

私は家庭連合と家庭連合に関連した多くの組織を25年以上知り報道してきました。

1990年代半ばに、私が北京BBC局長をしていたとき、北朝鮮に入り、一般的にメディアに公開されていない場所や官僚と出会うのに役立ちました。

当時、家庭連合は朝鮮半島のの戦争や、全面的紛争を防ぐための中枢的役割を果たしており、基本協定は、故アントニオ・ベンタンフォートと彼の家庭連合の同僚の役割が決して小さくありませんでした。

私は家庭連合の信仰を代表しているわけではありません。しかし言論人として保守的価値のための政治的な心臓部が内包されていることを隠さず、この議論に参加している著名な方々の一部が見ているように、アメリカ共和党指導部の最も高いところまで繋がっています。

では安倍晋三元首相はどうでしょうか?

かれは平和憲法改正を推進した日本の新しく強力な安全保障と外交政策の張本人でした。

数時間前、日本政府は国防予算を増やし、中国を日本と国際社会の平和を確保するための前例のない戦略的リスクとして描写した安保政策を発表することで安倍元首相のビジョンを支えました。

先にアメリカからトマホーク巡航ミサイルを購入し、イギリス、イタリアとともに新たな戦闘機政策を発表しました。

家庭連合への迫害運動、偏向報道、言論弾圧は疑うことなく、日本政府を弱体化させています。

現在、戦略的ビジョンの創始者である、安倍晋三元首相は逝去されました。
そのビジョンに反対する多くの声は主に左派左翼から出てきています。

記者たちの言葉で、私達はこれを「多くの足を持つ話だ」と呼んでいます。
家庭連合は現在、共産主義の弾圧、言論の弾圧を受けています。

その標的となった、インド太平洋の民主主義国家である日本の理念の核心のための戦いに関する他の連鎖について、関心の矛先を変えて検討しなければならないときです。

以上で終わります。ありがとうございます。


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