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照明を使って海外ぽさを演出する方法

こんにちは。読んでくださってありがとうございます!

今回は、照明を使って海外のインテリアに近づく方法を考えてみたいと思います。

照明について色々比較しながら、海外ぽくするためのキーワードを、自分なりに3つ発見しました。

それは、①照明の色、②照明の数、③照明のデザイン です。

海外の雰囲気にするために、この3つの視点から考えておくと、結構上手くいくのではないかと…!

①照明の色

まずひとつめの照明の色ですが、最近はLEDになってきて、電球のようなあたたかいオレンジ色の光の照明も増えてきたと思います。

でも、特に天井照明は、まだまだ蛍光灯のような白い色の照明を使っているお部屋が多いのではないでしょうか??

白色の光は、明るいので、仕事や勉強などの作業には向いてると思いますが、どうしても白々しく空間がのっぺりして、”雰囲気の良い空間” にはなりづらいと思います。

自分のお部屋でリラックスして過ごしたい時には、やっぱり電球のようなオレンジ色の光が良いなーと思います。

それに、海外のおうちの中では、蛍光灯のような白色の光で部屋全体を明るく照らすっていうことがあまり無いようなのです…!

なので、照明の色を白色からあたたかい電球色に変えるだけでも、一気に海外の雰囲気に近づけることができると思います。

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②照明の数

前に聞いたことがあるのですが、照明の世界で有名な人の言葉で、

「照明の役割は、部屋全体をすみずみまで明るく照らし出すことではなくて、部屋の中に美しい影を作ること」

っていうのがあるみたいです。

…なんだか谷崎潤一郎の陰翳礼讃的な感じですが…

その考えに従うと、部屋の中に美しい影を作ろうと思ったら、当然、天井照明ひとつ付けとけばいいや、てことにはならなくて、

部屋の色んな場所に照明をいくつか置かないといけないことになります。

こっちの角にフロアランプを置いて、反対側の棚の両端にテーブルランプを置いて…とかいう感じです。

例えば下の写真だと、光源が4箇所あります。

光源が部屋のあちこちに散らばることで、美しい陰影ができ、雰囲気の良い空間になると思います。

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③照明のデザイン

これはもうそのままですが…

ちょっと思い切って、デザイン性のある照明にチャレンジすると、日本離れした海外の雰囲気にできると思います。

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余談ですが、なぜ、日本では長い間、蛍光灯の白い光で部屋を照らして来たか、の理由について、以前ある本で読んだことがあるのですが、

日本のインテリアの中で電球色の照明が避けられてきたのは、暗い電球で過ごした戦時中を経験しているからだとか。

なので、電球のオレンジ色の光は、欧米の文化の中で育ってきたような落ち着いたリラックスした印象というよりはむしろ、日本では暗く貧しい時代のイメージがあり、戦後の復興の意識やムードの高まりが、均等な明るさを生み出す蛍光灯を求めたという説でした。

会田雄次著「勝者の条件」の中でも、昭和40年代にヨーロッパに行った時の話で次のような文章を見つけました。

“ホテルでも駅でも、電灯は薄暗いし、広告にもネオンや水銀灯、蛍光灯は乏しい。裸電球の飾りが支配的である。

それは、蛍光灯などを制約していることにもよろうが、しかし、新製品の上品な使用法を研究もしていないという理由のほうが大きいようだ。”

電球の暗さを嫌い、明るいことを発展の象徴と捉える当時の日本人の感覚がよく分かる文章で、とても面白いです。

このような経緯を考えると、薄暗い間接照明のような光を好意的に捉え出したわたしたちは、平和な時代を過ごしているんだなあと…

と、話がだいぶ逸れてしまいましたが、

以上、照明を使って海外ぽさを演出する方法を考察してみました!少しでもご参考になれば嬉しいです。




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