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人間らしさを学び、ドラえもんに活かす

芸術鑑賞で人間らしさを学ぶ

先日、下のリンクで紹介したメタバース展示会で絵画鑑賞をする機会があったこと、また、絵画を見てもアーティストの意図を汲み取れず、人間らしさを発揮できなかったことをまとめていました。

その後、実際に出展していたアーティスト様により、「どう感じ、どう思い、何を考えたかは鑑賞者の自由」とのアドバイスをいただきました。
その上で再度鑑賞したことで、絵から感じられること・思うこと・考えたことがあり、そこからさらに考えが広がるような経験をしました。

感じたり、思ったり、考えたり、さらには想像力を働かせたりすることは、一種の人間らしさかと思います。

「HERALBONY GALLERY」で学びを活かしたい

私の居住地域に本社がある、へラルボニー。
その存在は、ローカルニュースやSNSを通じて、以前から知っていました。
知っていると言っても、HERALBONYは、障がいのあるアーティストのブランドという認識です。

この度、母の日が近くなり、母の日ギフトを購入するため、HERALBONYの店舗で買い物をしてきました。

ギフト購入後、店舗のスタッフさんから、近くに、「HERALBONY GALLERLY」というギャラリーがあることを教えていただきました。

メタバース展示会の体験を通して、芸術鑑賞の面白さがほんの少し知れていたので、さらに自分の人間らしさを学び、身につけるため、「(ギャラリーへ)行ってみます!」とスタッフさんに即答。早速、足を運んできました。

HERALBONY GALLERYの作品から感じたこと

「観たもの、聴いたものから、素直に自分が何を感じたかを考えることでアイデアが湧いてくる」

メタバース展示会で得た、このような教訓があるので、これを意識してギャラリーへ入場・鑑賞しました。

ギャラリーのテーマは、「タムタムとめぐるトワル」です。

タムタムは、宮城県仙台市にある工房で、トワルは、洋服のサンプルだそうです。

タムタムに所属するアーティストがトワルに描いたアートを通じて、何を伝えてくれるのだろう?
ここから思考の旅が始まります。

同じような柄が数え切れないほどあるなあ、これを書き続ける作業は大変だろうなあ、障がいの特性で得意なのかなあ、個性の強そうな作者がいるなあ、この作者は好きなものにこだわりがありそうだなあ、電車やアイドルが好きなんだなあ、見覚えのある駅名がアートの一種になってるなあ、そういえばおばあちゃん元気かなあ、会いたいなあ、などなど、最終的にはアートとは関係ないところへ各アーティストに連れて行かれました。

ギャラリーに入る頃、割とすっきりとしていた頭は、ギャラリーを出る頃には少しぼーっとしていました。

アートを通じて、思考の旅に飛ばされていました。
アーティストの方々が伝えたかった意図とは違うところに、飛ばされたのかもしれません。それでも、ギャラリーを通して体験した、GW最終日の思考旅行は楽しい経験でした。

HERALBONY GALLERYでもらったパンフレット

ギャラリーでパンフレットを1部もらいました。

「障害」を知るのではなく「人間」を知る。

株式会社へラルボニー 松田 崇弥・文登

パンフレットに書かれてあった一節です。
「人間」といえば、最近の私のドラえもん研究テーマでもあります。

障害者だから絵が上手とか、そういうことではなくて、障がいがあってもなくても人間ならば、きっと心や気持ちがあるはずです。障がいのあるアーティストが伝えたかった意図は汲み取れなかったかもしれませんが、何か内なるものを表現したくて、アート作品を完成させたはずです。

例えば、科学者ならば、正論を叩きつけることも大事かもしれませんが、人間には心があります。私の出身学部は工学部ですが、人の心や気持ちを習いませんでした。大学時代は、正論を淡々と言われて、凹んだ経験もあります。全く言われている通りなのですが、当時はずっとモヤモヤが残っていました。

最近になって、このモヤモヤの正体、だんだんわかってきた気がします。
私自身も当時、モヤモヤの正体の原因が何か説明できなかったので、人のことは言えませんが、「人間には、心や気持ちがあることを理解した上で、コミュニケーションを取れたなら、もっと円滑に科学技術を議論できた」と思っています。相手の心や気持ちを無視したコミュニケーションでは、社会生活うまく回らないよな、とも思うに至っています。

ドラえもんは、人間らしい

私が実現を目指しているドラえもんδは、今の所、

人間ののび太たちに未来への希望を与え、のび太たちと共存する中で、「ロボットとして」とりたてて役に立つわけでないけれど、そこにいないとさみしい存在

としています。

役に立たないことは、完璧でないことを意味します。
人間も完璧ではありません。ネコ型ロボットドラえもんに人間らしさを持たせられるよう、人間らしさとは何かを追究するため、引き続き、自分がまず人間らしさを感じ、生活していきたいと思っています。

以上、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次世代を担う君へ。

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