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02_目醒め

さて、とりあえずは、すくすくと育った少年ですが、幼稚園生であった彼を虜にしたのが「万国博覧会」でした。当時は、大阪万博を前にして、建築中のパビリオンのニュースにワクワクしていました。中でも彼のお気に入りは、岡本太郎氏の「太陽の塔」でした。当時は、白い紙を見つけては、太陽の塔を描いていたのです。覚えてるのは、幼稚園で作った絵皿に「太陽の塔を中心に、その左右にソ連館とみどり館を描く」というレイアウトまで意識した作品でした。でも、そんな幼稚園生は、当時は多かったのかな?とも思います。笑
その他にも「ソ連館」や「みどり館」などのパビリオンも描いていた記憶もあるので、かなりのカルチャーショックを受けていたのだと思います。

少年は、そのまま小学校へ上がり、なんと遠足で開催中の万博に行くことになったのです。(当時は、大阪の小学生は、みんな行ったんじゃ無いかな)。
そして、その万博公園にそびえたっていた「太陽の塔」は、彼のハートをくぎ付けにしました。と思うのですが、当時のことは、覚えてないんですよね〜。いろんなパビリオンに行ったのは、覚えてるんですが。考えてみたら、万博公園はその後も何回も行ったので上書きされたのかもしれません。

その後、少年の興味は、昆虫や動物へと移っていきました。しかし、それは絵にする対象を探す旅の始まりだったのです。

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