[詩]生命体から
海の浜の景色は
いつも同じようだけれど
砂粒が波にさらわれて
新しい模様を見せている
身をうねらす青のなかに
たゆたう命の集まり
海で生まれるものたち
種を守るために数で戦略をとるという
小さな小さな命の始まりが
小さな体のどこかで戦略を分かち合っている
そして
すぐ隣で始まった命は波間の泡となる
彼らは皆
直向きに前を見ただろう
恨む間もなく…と考えるのは
未熟な思考が投げる視線か
彼らは皆
彼ら自身の中にいたのだから
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