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【ゲームレビュー84】「修羅の門」色々言われていたが

こんにちは。今回は3D対戦格闘ゲーム「修羅の門」について。また3D対戦格闘ゲームである
川原正敏作の大ヒットマンガを3Dポリゴンで表現しているしているのだが、「ファミ通」クロスレビューにて、4人が10点満点でそれぞれ2点、3点、3点、4点とかなり低い評価だったことは、そこそこ有名な話だ
確かにゲームを起動して早々に、カクカクの龍造寺徹心が空手の型をはじめるところは少し心配になったが、私はそこそこ楽しめたゲームだった。今回はベストオブクソゲー的なこのゲームの評価を少しでも払拭できるように書いていけたらと思っている

■ゲームとの出会い

マンガは、中学の同級生に進められて読んだのがきっかけで、ドはまりした。当然全巻持っており、10年くらい繰り返して読んでいたと思う。同作者の「修羅の刻」「海皇紀」も全巻もっており、よく湯舟に浸かりながら読んでいた。そのせいでいくつかふにゃふにゃになっている
ゲームソフトは、発売して少し経ってからセールになっていたものを購入した。

2022.12.16 画像追加

家に残っていたソフトと取説

■ゲームの内容

よくある対戦型格闘ゲームである。細かい操作方法は下記のとおり

▢と△はパンチとキックの小攻撃。▢or△+✚キーで中攻撃。〇ボタンで大攻撃。✕で防御。〇+進行方向✚キーで相手をつかむ。つかんだ後は、投げ技コマンド入力へ移行する。L1とL2で奥と手前に移動。R1とR2は1ボタンで必殺技が1ボタンで撃ててしまう。他にもカウンター攻撃からの寝技移行だったり、相手が投げにきたところに合わせて、〇+進行逆方向✚キーで投げ抜けや、小、中、大の順番で攻撃することでラッシュ攻撃なんかもできる

また他の格闘ゲームと大きく違う点なのだが、関節技などで、手足を極められると、その部位が使えなくなり行動が制限される。足を極められるとバックステップなど俊敏な動きができなくなり、両腕を極められると、ノーガード状態になる。陸奥九十九とレオン・グラシエーロ戦を思い起こさせる仕様になっている

■登場キャラクター

陸奥九十九(むつつくも)
主人公。陸奥圓明流の継承者。陸奥の里から上京してから、神武館のランカーとの対戦、全日本異種格闘技選手権を経て、アメリカに渡りボクシングヘビー級王座統一トーナメント、ブラジルでの異種格闘技トーナメント(ヴァーリ・トゥード)と戦いを繰り広げていく

龍造寺徹心(りゅうぞうじ てっしん)
神武館館長。昔、九十九の祖父、陸奥真玄と戦い敗れた経験をあり。対不破 北斗戦で、陸奥対策用の技を繰り出す

海堂 晃(かいどう あきら)
神武館主催、全日本空手道選手権大会優勝者。神武館のトップ4、四鬼竜の中でも断トツの強さ。「双竜脚」は上段まわし蹴りを左右高速で繰り出す

片山 右京(かたやま うきょう)
神武館のライバル、鬼道館所属の天才空手家。数ミリ単位で相手の攻撃を見切る。得意技、「菩薩掌」は両手で相手の顔を挟む際に高速振動させ、パンチドランカー状態にさせる

飛田 高明(ひだ たかあき)
プロレスラー。たぶん前田 日明がモチーフ。師匠のフランク・クラウザーが昔、龍造寺徹心にくらい敗北した、「徹心スペシャル」(キャプチュードっぽい投げの際に、相手の胸に膝を当てながらマットにたたきつける)を飛田に伝授し、それを九十九に食らわした。(もとは、徹心が陸奥対策として編み出した技で、腕を折りにきた時に、捕まえて投げる算段だった)

イグナシオ・ダ・シルバ
神武館ブラジル支部所属。九十九戦にて「マジック」を使い苦しめた

ジョニー・ハリス
破壊王(キング・オブ・デストロイ)と呼ばれている、アメリカのプロレスラー。ガチンコの戦いでもプロレスのように技を受けきり、そのあと相手をコテンパにする

レオン・グラシエーロ
グレイシー柔術をモチーフにした、グラシエーロ柔術の使い手。普段は寡黙でおとなしいが、強い敵に遭遇してピンチになると豹変して悪魔がでてくる

不破 北斗(ふわ ほくと)
陸奥圓明流の分家、不破圓明流の継承者。ほぼ陸奥圓明流と同じ技を使うが、陸奥が知らない技、「神威」で九十九を追い詰めた

龍造寺 舞子(りゅうぞうじ まいこ)
ヒロイン。徹心の孫

破壊王(キング・オブ・デストロイ)
覆面レスラー。確か動きは、あいつと同じだった気がする

ドルジ・アリウナー
原作者描き下ろしのオリジナルキャラクター

2022.12.16 画像5枚追加

右が作者書下ろしのゲームオリジナルキャラ

■不評だった点について

●画像が荒く、誰が誰だが分からない
マンガを読んでいない人は、そう感じるかもしれないが、「ドラゴンボール」や「ワンピース」のような派手なキャラが、原作にいるわけではないので、そもそも個性が付けづらいということはあったと思う。マンガを読んでいれば、九十九の「龍破」やレオン・グラシエーロの寝技の入り方などはリアルに再現されていると感じたんじゃないかと思う。画面が荒いのは弁解のしようがないが

●声が入っていない
確かにアニメ化されていないと思う(されてたらすみません)なので声が入っている方が違和感を持つ人も多かったと思う

●レオン・グラシエーロのマウントポジションからのタコ殴り
レオンがマウントポジションになり、顔面をボコスカし始めると回避ができなく負け確定なのだが、マンガで九十九がマウントをとられたときも、肩の関節をはずしたり、レオンに腕を食いちぎられている隙にしか回避できなかったので、それがリアルなんだと思う。逆にナイス設定とほめてあげたい

●完成度が低い
それはそうかもしれません。「鉄拳」とかと比べれば

●つまらない
それは個人の意見だと思うが、私はそれなりに楽しめた。でも定価で買ったら物足りなかったかも

私が当時思っていたのは、ボクシング篇のアリオス・キルレインやアナクレト・ムガビもだしてほしかったということだった。めっちゃ強かったから

■まとめ

このゲームを投稿するにあたり、久しぶりにマンガを読み返してみて、楽しい時間を過ごすことができた。改めてゲームもやってみたいとも思った。全く根拠はないのだが、このゲームは、マンガのファンには受け入れられたのではないだろうか

もしかしたら、マンガ原作なので2Dの方が良かったのかもしれない。更にもっと志向を変えて、アドベンチャーゲームにして、シュートボクシング創設者、ライガー剛が雨の中、スポンサーの家の前で土下座しているシーンなんかを再現してくれたら、私のなかでは10点満点の殿堂入りになっていたに違いない

遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。