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思い出だけじゃなく荷物がぎっしりの家とさよならするために
骨折したために、仕事は押せ押せでアップアップだし、楽しみにしていたコンサートで歌えなかったなんてことのほかに、来月末には生まれ育った家を明け渡すために引っ越さなくてはならないという状況。ちゃんと書き残さなくてはと思いながら、忙しいとnoteから遠ざかってしまいがちなのでそこはボチボチと。
今日は断捨離する荷物をどうするかについて。
上にも書いたけど、私はこの場所で生まれ育ち、結婚して、子育てをして、親を見送り。今の家は建ててから35年。思い出だけでなく荷物もぎっしり詰まっている。つまり2軒分の荷物を、仕分けして、新居に持っていくもの以外は、どうにか処分をしなくてはならない。その作業が心が痛くて辛くて。
それなりのものもあるから、メルカリやヤフーオークションに出せばお金になるのだろうが、出品した後の金額交渉のストレスや売れた後の荷物の発送などを考えると今の私にはハードルが高い。そこで今回……
■ 古本屋、古道具屋を呼ぶ
ネットやポスティングされていたチラシに、ユーザーの声が「こんなものが売れるなんて」「思った以上にお金になりました」なんていう声につられて、申し込んでみたけど。
古本屋 なん百冊ある父の本を10分くらい眺めて差し出されたのは、古い写真と本3冊で1000円也。古いから仕方ないか。
古道具屋 一箇所に集めておいたチラシに書いてあった品物を一瞥。「買えるものありませんね」と言いながら、息子が集めたフィギアや古い携帯、新品の花瓶や食器、未使用のテレカ、古着20枚くらいを選んで差し出されたのは400円也。
チラシに書いてあった「こんなもの」は「どんなもの」なんだろう?
ため息しか出ません。来た人の対応も威圧的でちょっと不快。
■古着deワクチン
サイトから申し込んで、クレジットカードで3300円支払うと、回収キット(強化紙袋)と専用着払い伝票。袋に入る目安は100着、30キロが目安なので、分量を気にせずポイポイ入れていける。何より、少しでも誰かの役に立つということに救われ、「捨てる」後ろめたさからほんの少し救われた気がします。
■お焚き上げドットコム
祖父母や両親の古い写真。最初は一枚ずつアルバムから剥がして外から見てもわからないように袋に入れて塩も入れて捨てていました。でもどうにも心が痛くて、何か方法がないか調べて見つけたのがこのサイト。段ボールに詰めたアルバムはここを経由して神社に送られお焚き上げ。終わるとメールで連絡、希望すれば動画も撮って送ってくれるそうです。値段はちょっと高いけど、捨てる後ろめたさを考えたら安いものです。我が家は、3辺計が120cm、重さ20kgのボックス120を選びました。
■バザーに寄付
知り合いがバザーをやると聞いて、いただいたまましまいこんであった食器や衣類など、ずっと育てていたハイビスカスを3鉢を届けました。コロナ禍、バザーを開催。ありがたいです。少しでも誰かが喜んでくれますように。
■若い友達に
着物はお茶をやっている若い友達に。あまり袖を通していない衣類やスニーカーは若い友達のそのまた子どもに。歌のステージで着ていた衣装やアクセサリーは若い歌仲間に。同年代の友達は私と同じく断捨離をしているので、必然的に「若い」友達になります♫
■植木は花壇に
育ててきた桜と藤、紫陽花は、家の前にある隣のマンションの花壇に植えさせてもらうことに。戻ってきたときに桜が咲いていたら、ここが私の故郷になりそうです。うれしいな。
しかしまだまだ荷物は出てくる。整理しなくちゃいけない現実と捨てる後ろめたさともう少し戦います。まずは明日、区のリサイクル清掃事務所に電話しようと思います。
これから仮住まいへ、そして来年完成するのを待ってマンションへ。やらなくてはいけないことが山積みです。ふうっ。
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