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辛いときこそ淡々と生きる①

自分の覚悟や決意の覚え書きとして、また同じようにどん底に感じていらっしゃる方の助けになればと、記録していきます。

私はすべてを無くしてしまいました。

私はカナダに暮らしています。
オタワに暮らし、3年半ほど住んでいましたが行き詰まりを感じていて帰国を考えていたときに友達の紹介でトロントに暮らす彼を紹介してもらいました。

私達はすぐ意気投合し、彼がどうせ帰国するならトロントに住んでみたらどう?オタワとは雰囲気違うし、一度こっちで暮らしてみたら?と提案してくれて、私は勇気を出してトロントで同棲生活を始めました。


ただやはり他人同士。私は知らない場所で、好きな人とはいえどまだまだ彼を知らない状況で住み始めたので、生活は2ヶ月で破綻しました。つなぎで始めたバイトも私には負担で、一ヶ月で退職することになり、そこでこれからのことを話し合う流れで同棲解消したい(出ていってほしい)と告げられました。青天の霹靂でした。

好きな人に拒絶された悲しさ、唯一の心の拠り所だった彼を失う不安、暮らす家も仕事もない状態、友達どころか知り合いも誰も居ない土地でどうしたらいいんだろうと絶望でした。

失恋だけでもつらいのに、急に真っ暗な闇の中に放り込まれるような感覚で、生活まで脅かされる状況に恐怖で震えました。
孤独で直接人は死なないはずだけど、このまま死んでしまいそうな気がしました。

さすがに彼は私をホームレスにはしないと、私が次の家が見つかるまでは一緒に暮らそうと言ってくれましたが、それもそれでどんな顔して一緒に暮らせばいいのか分かりませんでした。

日本帰国するのか?オタワに戻るのか?トロントで生活基盤を整えることにシフトするのか?とても複雑なクリスマスと年越しを過ごしました。

どうしたら納得できるのか?ひたすら考え続けた日々

泣いて泣いて絶望して、でも彼といるときは笑顔で何もないような日々を過ごしながら私が出した決断は、トロントで私だけの生活をスタートさせることでした。日本やオタワに戻れば、私のことを気にかけてくれる人がいて、一時的に気持ちは落ち着くでしょうが、この出来事を消化できない気がしました。
・私の何がいけなかったんだろう
・どうすればうまくいったんだろう
・私の人生失敗ばかり…
なんて過去を振り返る瞬間が増えるような気がしました。辛すぎて一刻も早く忘れたかったし、そして何よりこの出来事をこのまま「つらい経験」というまま保存したくはありませんでした。


そこで、どん底にいるときに起こしたほうが良い行動や考え方、生活習慣等、ありとあらゆる媒体から情報収集をしました。そしてこんな辛い時だからこそ前に進むことだけを考えました。
もしこの土地で私が自分らしく幸せに暮らせたら?彼がトロントに私を連れてきてくれて良かったな、あの時ふられて良かったな、大変だったけど自立できて良かったな…こんなふうに「良い経験」に変えられる可能性があることに気づきました。だから私は逃げないし、どこにも戻らない。このまま彼なしで自立していくんだと決意しました。

②に続きます…


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