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言葉とあそぶ ギモラ

1ヶ月を目標にアウトプットを続けてみています。
魔法の文章講座?
伝わる文章、書けるようになるのかしら。

『魔法の文章講座』
ナカムラクニオ
パイインターナショナル


100枚レターブックシリーズの本を購入したことをきっかけに、パイインターナショナルさんから毎年「PIE Book Collection」というカタログが送られてくるのです。
カタログの中で見かけたこの本が気になり取り寄せました。

「文章講座」ときっちりしたタイトルの本書ですが、とてもカジュアルに言葉あそびの世界に誘ってくれます。
目次だけチラリとご紹介。

・足し算言葉
・引き算言葉
・ガギグゲゴロジー
・パピプペポロジー
・アナグラミング

面白そうでしょ?
人が口にしたくなるコピーやネーミング、ヒット商品には、その秘訣があるんだということをわかりやすく教えてくれます。

新しい言葉を作ってみよう!
ショートストーリーを考えてみよう!
新しい商品の名前を考えてみよう!
…などのワークが章ごとにあります。

晩御飯を食べながらこの本のことを小4娘に話してみると、アナグラム、回文、倒語(とうご)のことをすでに知っててビックリ。
そういえば、三年生くらいの国語の教科書でアナグラムのことが書かれているのを見かけたことがある気がします。

「ネーミングを考えるために、何か商品とか、課題になることとかひとつ上げてみて」と、娘に投げかけてみると「勉強がはかどる、ならどう?」というお題が。

勉強がはかどることを新しい造語で何と言う?
→べんきょうはかどる→ベンドル 

読書に集中できる薬は?
→ホンシュットン

逆に私が「便利なふろしきを、新しい商品名で伝えるなら?」と娘に投げかけてみました。

楽しくて便利な風呂敷
→ラクブロシート (by 娘)

…どれも、くだらなくてすみません(苦笑)

そのほか出てきたのは、着物にハマりすぎた怪獣
ギモラ!!笑

晩御飯は、鶏肉の照り焼きがとても美味しくできたというのに、ご飯中の話が盛り上がりすぎて、食事がなかなか終わりませんでした。


「本との出会いは、人との出会い」なんて言葉を聞いたことがありますが、著者であるナカムラクニオさんという人を知ることができたのも本書を手に取ってよかったこと。

ナカムラクニオさんは、文章を書く人であり、映像ディレクターであり、荻窪にあるブックカフェ「6次元」というお店の店主さんでもあります。

荻窪の「6次元」。
ちょっとマニアックそうなブックカフェ。
金継ぎのワークショップなども含め、気に になるお店ですね。
行かれたことある方いらっしゃるかしら?

言葉とあそぶ。
言葉ともっと仲良くなれそう。
そんな気にさせてくれる面白さに溢れた本です。

小林製薬の秀逸な薬のネーミングや、ドラえもんのひみつ道具のくだりなどは、娘も私の本を覗き込みながら読んでおりました。

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