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今さら遅いというくらいが丁度よい

昨日読んだ『魔法の文章講座』が面白くて。
同じ著者ナカムラクニオ氏のこちらの本が、Kindle Unlimitedにあるのを知って早速読むことに。

『人が集まる「つなぎ場」のつくり方
  都市型茶室「6次元」の発想とは』
ナカムラクニオ
CCCメディアハウス

「6」は絶対的な数字。
1+2+3=6
1×2×3=6
六角形に魅せられて、「6次元」と名付けた。

六角形で、私が真っ先に美しいものとして思い浮かべるのは雪の結晶❄️
そうか、絶対的な数字なんですね。

【場づくりの秘訣】
身分や年齢に関係なく話をする「空間あそび」
狭さ=自分が誰でもない誰かになれる場所
「もしかして次に来た時には、ここはもうないかも」と感じさせるような「一期一会の空間」。
本棚の適度な雑さ(キレイ過ぎると人は本を手にとらない)
部屋は、そこに住む人の脳の延長
リノベーションは、場の記憶をつなぐ装置
家が「。」だとしたら、カフェは「、」。一回立ち止まって句読点を打つ場。

ナカムラクニオ氏がつくる「場」の秘訣。
これはいろんな業態のヒントにもなりそう。
ミナペルホネンの皆川明さんや、詩人の谷川俊太郎さんなど、すごい方々も訪れている様子にびっくりしました。

本棚がキレイすぎると人は手を出しにくくなることにはすごく納得。
これは本棚に限らず、お店の商品陳列、子どもに差し出すお絵かき用スケッチブックなどでも同じことが言えるかと思います。

一人は好き、独りは嫌い。
みんなが求めているのは、ネットでは感じられるないコミュニケーション。


なりたかった自分になるのに、遅すぎることはない。
今さら遅い、というくらいの年齢が新しいことを始めるのにちょうど良い。

この言葉には、励まされますね。
死ぬまでにやっておきたいこと、あなたはありますか?

どんな夢も紙に書けば「計画」になる。

ですよね。
もちろん書くことで計画になっていくこともあるにはあるのですけれど、夢らしきものは、やっぱりリアリティをともなった「計画」の段階にまではいきません。
私が本当にやりたいことは、違うところにあるのかもしれないし。
もっと自分という人を探らねば。

人こそ場所、人こそ街。

私を通じて場所を感じてもらえる、街を感じてもらえる人になりたいと思います。

この間読んだ『まちライブラリーのつくりかた』礒井氏のメッセージとも重なります。

そして、七月に函館でお会いした素敵な方々の顔をいま思い出しています。
私にとって、函館という街が、その方々の存在の色で彩られていく感覚があります。

そして、荻窪にある「6次元」。
いつか行ってみたい場所がひとつ増えました。

『人が集まる「つなぎ場」のつくりかた』
ナカムラクニオ氏の視点が面白く、ヒントがもらえる本です。

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