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大人の君たちは どう生きるか

ブックオフに行った時になんとなく買った本。
しばらく積ん読になっていましたが、いやいや、このタイトル、この表紙絵。
積ん読だけでも十分すぎるメッセージ性の高さですね笑

『君たちはどう生きるか』
吉野源三郎 原作
羽賀翔一 漫画
マガジンハウス

しばらく積ん読になっておりましたが、読んでみました。

人間としてどうふるまうべきか
正しく生きたい
そう願う主人公の少年コペル君の気付きや葛藤と、亡き父親にかわってコペル君と真剣に向き合う叔父さんのやりとりが綴られています。

正直言うと、コペル君や叔父さんが感動しているナポレオンの偉業などについて知ったところで、私の人生に投影できそうなことはほとんど見つけられなかったのだけど…笑
やはり、どう生きるのか、何を大切にして生きていきたいと思っているのか、そこのメッセージはシンプルに胸に迫ってきます。

心に残ったのは小さな善人のこと。

よい心がけを持っていても、弱いばかりにその心がけを生かし切れないでいる小さな善人がいかに多いか、というくだり。

悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が少なくない、と。

これは、自分を見ていても、まわりを見ていても、本当にそうだな、と思う。

大人になると、余計にあれこれ頭で考えて、起こってもいないことの心配をし、自分の弱さに負けて、結果的に自分がよしとする行いをとれない、またはタイミングを逃してしまうことがある。

よい心がけをもって、そのように振る舞いたいと思うのであれば、おのずと強さが必要になってきますね。
私も、もっと強くなりたいです。

子どもの背中を押せる生き方は、できているのだろうか?

君たちはどう生きるか。

強く
美しく
ありたい。

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