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特別な写ルンです/#266

最近はフィルムブームが再来しているという。特に写ルンですが人気で、行きつけのカメラ屋さんでは在庫が指で数えるほどまで激減。加えて「お一人様一点まで」のポップが目に入る。ふと値札に目をやると税込¥1,800に届こうとしている。近所のスーパーでは¥1,980との表記を目にした。ここにもフィルム値上げの影響が出ているのかと思うとため息がこぼれる。

写ルンですは使い捨てコンパクトフィルム。安価で気軽に撮れると言うことで長く愛されていたカメラ。10年ほど前は¥600程度だったと記憶している。それが徐々に¥700、¥900、¥1,200、¥1.500、¥1700となってきた。ここまでくるとお世辞にもお手軽とは言えない。インスタントである手軽な楽しみ方と、お手頃な価格だからこそ気兼ねなく楽しめたのだろうと思い返す。

もちろんフィルムであるから現像とデータ化にも追加で料金が発生する。そのため写真を撮って目に見える形になるまで約¥3,000はかかる計算になる。知らず知らずのうちに写ルンですは少し特別な存在になっていると言えるかもしれない。

少し特別な写ルンです。値段は上がるけれど撮れる写真や残る記録は何にも変えられない時間そのもので尊い。だからこそ今の値段でも人気は衰えることを知らないのだろう。写ルンですの魅力は値段以上の価値がある。

いつもの日常を写ルンですで少し特別に彩ってみませんか?



SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。


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