あなたが写真を撮る理由なんですか?
2023年も今日で最後。
今年も写真漬けの毎日で365日フィルムカメラで写真を撮り続けた。
このことを周りに話すと「毎日撮るものあるの?」と聞かれる。
もちろん答えは「ある」だ。
写真を撮る行為は特別なイメージが強い。何かイベント毎の時にカメラを持ち出して記録する。それは間違いでもなくごく自然なことでもある。
写真を撮る場合、無意識的に決定的な瞬間を望んでしまう。いわゆるシャッターチャンスと呼ばれるようなタイミングだ。人を撮る時はカメラ目線でにっこりピースしているような瞬間。知らず知らずのうちに頭に根付いている「いい写真」とはこういうものだ!という定義がそうさせるのだろう。
写真を撮る行為はどこか「ちゃんと撮らなきゃ!」という気持ちになる。それがシャッターチャンスを狭めたり撮る機会の喪失へと繋がる。そうなればカメラを持ち出す機会も減り結果的に写真を撮らなくなる。それはもったいないことかもしれない。
自分自身は目に映ったものを素直に撮るようにしている。そうすることで自ずと自分らしさがあらわれるからだ。写真を撮って見返すと自分が世界をどういう視点で見ていて、どんな価値観なのかを知れる。撮る行為は自分を知ること。
写真を撮る事で自分と向き合える。人を撮る場合もその人との関係性が現れる。おそらく写っている人の表情や雰囲気は目の前に立つ人によって変わる。だから10人が撮れば10通りの写真が仕上がる。その違いに面白さや撮る意味を感じる。
あなたが写真を撮る理由は何ですか?
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