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写真が好きな兄弟/#275

先日は弟の誕生日だった。そんな弟も写真が好きで自分なりに楽しんでいる。オススメのカメラを聞かれた時は半信半疑であった。同じ趣味を楽しんでくれるのは兄として嬉しい。そんな弟にはフィルムカメラをすすめた。最終的に悩んだ末にNikonF100を選び日々写真を楽しんでいる。

そんな弟とは写真を撮りに出かけることがある。なんでもない雑談をしながら写真を撮る。共通の趣味があるのは嬉しい反面、冷静に考えるとなんだか歯がゆいものだ。

友達との楽しかった瞬間やセルフを残したいという思いは、どきとなく似ていて兄弟らしいなと密かに思う。写真を通じてのコミュニケーションはその関係をより強くしてゆく。

最初に比べると互いに休みが合わず、少し距離感ができたように感じる。それも変化のひとつ。だからこそ写真に残していて良かったと思う。あんなことあったよねと笑いながら話せるからだ。写真に残っていることでその記憶は確かにあったものだと証言できる。記憶は曖昧。だからこそ目に見える形に残っていると価値がある。

互いにそういう写真の価値は理解しているつもり。撮ること、残すこと、そして繋がる。この写真を通しての体験を多くの人に伝えたい。そんな話しもする時がある。兄弟で共通の趣味を持つことは新たな発見が多い。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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