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一周回ってフィルムカメラに落ち着く/#155
毎年のように新製品が発表されるiPhoneと同じく、カメラ業界も毎年お祭り騒ぎになる。特にここ数年はミラーレス化で革新的なカメラやレンズが休む間も無く発表されその情報取集に追われている。
最新機材はもちろん魅力的で撮影者のストレスを限りなく低くし撮影に集中できる仕組みが盛り込まれている。さらにレンズの描写やデザインが向上し現在のニーズに欠かせないものとなっている。
その過程で撮るという行為が自動化されてきている。撮る過程や残す意味を考える暇すらなくそこに気づけない。なんとなく撮ってもそれなりの仕上がりに写っている。果たしてそれが自分が撮りたかったもの、残したかったものだろうか。
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自分自身は撮るというよりも残すという意味合いが強く、写真を撮っている。なにげない日常はまさにその連続である。撮りたい残したいという感情を抑えながら、ファインダーを覗きピントを合わせてシャッターを切る。フィルムカメラのアナログな過程がその温もりをより包み込んでくれる気がしている。
だからこそ今を大切にしたいから、それに向き合えるカメラとしてフィルムカメラに惹かれている。デジタルでも可能だがやはり便利すぎるて向き合う時間が一瞬のように思えるのだ。僕はゆっくり向き合い写真と共に想いを入れ込みたい。そんなワガママがある。けれど自分が撮る写真なのだからワガママだって良いんだと割り切っている。その方が後で見返した時に残していて良かったと思えることは言うまでもない。
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撮影体験を通して感じたことだからこそ、あえてフィルムカメラを選んでいる。
SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画 / 鳥取のPR活動も行なっている。
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