海外就職に挑戦してみて振り返り。できたこと・できなかったこと
12月で退職後1週間の旅へ
2年3か月目で仕事をついに退職しました。3年以上は勤めると意気込んでやってきたベトナム。
コロナと会社の経営状況の理由が主な原因ですが、2年少しで帰国はちょっと想定外でした。
まあ、自分が決めた事なので正解にするしかありません。
会社を辞めて今は嘘の様にノーストレスな日々。
本当にあの毎日の苦難の日々は何だったんだろう。
休みも少なく祝日も少ないベトナムで、やっと得た3週間のホリディ。
コロナが爆発的に増えているハノイであちこち動き回るのは怖いけど・・・ほとんどの時間をハノイで過ごした今、後悔のない様リスク覚悟で旅行に行ってきました。
ダラットのカフェで自分自身を振り返ってみた
旅先は南部の花の町・ダラット。
ずっと前から行ってみたいと思っていた場所でラストにふさわしい。
高原地帯にあるまさに丘の上にできた街。
ダラットはアラビカコーヒー豆の生産地としても有名な上、ハノイに負けず劣らずなおしゃれカフェが点在している。
突然できた自分の時間を持て余しながらも、カフェラテを飲みながらこの2年の生活をノートに書きながら振り返ってみた。
できたこととできなかったこと。
大きくまとめるとできたことは、
海外で仕事をするという事に挑戦したこと
環境の整っていない、言葉の通じないハノイで適応させながら生きたこと
英語を使いながら仕事をすることで語学力も2年前より成長したこと
わがまま社員達やキ〇ガイ社長に振り回されながらも柔軟性を持ちながら働きやりきったこと、きちんと契約を終わらせたこと。
日本の習慣や日本人について外から見る視点を持てるようになったこと
自分を誉めることができるようになったこと
誰かに助けを求める、お願いをするという事が少しできるようになったこと
たった2年でベトナムを知るにはあまりにも短すぎる
できなかった事も色々あるけれど1番感じるのは、
ベトナムという国での生活を楽しむ余裕がなかったこと。
原因はいくつかある。
とにかく毎日色々ある会社だったので、ついていくのに精いっぱいだった。
その上多国籍企業だったので、ベトナム人に触れる機会が他の人よりすくなかった。
旅行もコロナで殆どできなかった。
もしくは私がベトナム語を操る日本人youtuber達や周りの人みたいにベトナムに何かしら縁があってきたわけでなかったからかもしれない。
ベトナム語を話す必要もなかったし話せなくてもいいと思っていた。
めちゃくちゃ病んでいた時は私はなんでベトナムに来たんだろう、と何度も考えた。
旅行で地方に行けば行くほど、今更ベトナムの魅力やベトナム語ができないことの不便に気づき、ベトナム語をちょっとでも勉強しておけばよかったと少し後悔した。
あくまでも私はここに”外国人”として、現地での生活を、日本より安い値段でおいしいところ取りしながら傍観者として生活したに過ぎない。
2年もいたけれどベトナム人についても正直あまりよくわからない。
話せないことで、日本語の様に雑音が聞こえてこないことが心地よかった。
今だから思うのかもしれないけど・・きっとベトナム語をちゃんと勉強していれば、もっと不便も感じる事も少なく、現地の人たちと交流ができて生活に潤いがあっただろう。
たった2年の生活でベトナムを知るには短すぎた。
自分ではどうしようもできないことだけど、コロナもあり半年はハノイ、というか部屋に留まったままだったし。
毎日生きるのに必死だった。
本当に満喫したとは言えないのが残念。
余談だけど、バイクに結局乗らなかったのもちょっと後悔がある。
次の目標に向けて
正直帰国はするけれど別に海外就職をもうしないという訳ではない。
機会があればまたベトナムで就職するのもありかも、と思っている。
年齢とポジション的にあるのかわからないけれど。
次回どこかの国に行くとしたら、今度は少しでも現地語を学んで、現地の人たちにもっと溶け込む生活をしようと思う。
ダラットの澄んだ空気の中、自分自身を振り返ることができて、良い新年のスタートが切れた様に思う。
ベトナムはまだ観光ビザ発行が再開していないので、暫くは簡単に来られなくなるけど一生ベトナムとお別れとは思わない。
今は30代半ばと言う年齢と体力で、アジアでこのコロナ禍の中精いっぱい生きた自分にお疲れ様、と抱きしめてあげたい気持ち。
そして、大変だったけどこの経験を誰かの役に立てられる様に活かしたい。
「現地採用なんて絶対やめな!ビザで苦労するよ!日系企業は苦労するよ!」
人の事なのに目の色を変えて反対した友人・知人たちみたいはほらみたことか、と思うかもしれない。
でも、そんなのはどうでもいい。
挑戦したい人がいたらまずはやってみなよ!って応援してあげるポジションにいたい。(強くお勧めもしないが反対もしない。)
私の挑戦は懲りずにまだ続く。
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