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2020年海外日系企業で生き抜いた1年

私は2019年の秋に今の会社に入社した。

昨年1年。職場で色々なドラマが盛りだくさんに起き、知れば知るほど自分の会社がブラックである事に気づかされた1年だった。今までも変な会社で苦労してきたけど、海外まで来て、またとんでもない会社に足を突っ込んでしまったのは否めない。

12月の年末まで、同僚の退職で社長と同僚が揉め、泥沼劇に発展。一体どれだけネタを作るんだこの会社。一緒に頑張ってきた同僚が非常に不本意な形で退職になってしまい、(というかほぼ追い出された)今年から1人勤務体制。正直不安がないとは言えない。でもやるしかない状況。正直お客さんには悪いけど、この会社なんて早く潰れろと毎日思っているし社長の為に頑張ろうとは一切思っていない。すべては自分の将来の為。

クソ社長に負けたくないし、同僚たちにあいつはやっぱりできないと思われたくない。この会社で働いた経歴を作って次の転職に繋げたい。もう意地で続けるようなもん。続けながら水面下でいつでもやめる準備だけしておくつもり。

ある国出身の同僚たちはゴシップ好きでミーハーが多く信用できない。味方だと信じていた人に、社長の不満や弱音を吐いたところ、全て密告され裏切られた。だからもう信じられない。

でも味方だと思える人も少なからず1人いる。たった1人でも味方がいれば乗り越えられることを私は今までの経験で知っている。

海外就職を夢見る人も多いと思う。でも蓋を開けてみると海外ならではの困難が待ち受けていたり、何かあっても労働監督署になんて訴えられないし相談先がない。(相談したいなら日本語ができる弁護士をお金を払って雇うしかない)うちの会社も日本ならアウトな契約条件が盛り込まれている。それはうちの会社だけじゃないけれど。

のんびり言われたことだけやってゆっくり働いて海外でアフター5を楽しむ生活は難しい。こんなんじゃなかったのになあと思う人が大半じゃないだろうか。

私もまだまだ精神的に甘いし弱い。海外生活はやっぱり本当にガッツがいる。本当にそう思う1年だった。ここを乗り越えたい。自分には乗り越える力があることを信じたい。

2021年、戦いの年。

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