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自分の内側が枯れてきたらどうしたらいいのか

 子供の成長とともに余裕と自由がなくなり、仕事も苦戦していることがあって、気持ちが沈んでいる。イライラされるとイライラするし、イライラすると、虚しくなる。ライフワークバランスが崩れていることが原因だと思っているが、自分の内側にピントが合わず、それすらよくわからない。時間が取れないので、気分転換に自分の世界に没頭することもできない。仕事はなかなか前に進まなくて、焦りがあって、自分の大切にしている価値観が霞んできている。自分の世界観の中で新しい問いを立てながら、生きていくことが幸せなのだと思っているけど、興味関心が枯れてきてはどうしようもない。

 ここまで書いて一晩寝かせてみると、少しズレていることに気づいた。本当はこっち。

 子供の成長とともに自分の時間は取りづらくなるし、妻が医療従事者ということもあり、このご時世、病院の規則が厳しくて外出がほとんどできない。家にいる時間は、もっと外の世界が知りたくなり、海外のニュースをYouTube で見たり、馴染みのない経済学や政治哲学の本を読んだりしながら過ごしているが、どうにも手触り感のなさから、結局、自分の世界に帰ってくる。そして、八方塞がりである事実を認識して、全てがどうでもよくなり自分の中の何かが枯れていく。

 実際はこんな感じだろう。どうやって枯れた自分に栄養を与えることができるのか。身近な世界から逃げて外の世界に出るのではなく、身近な世界に外の世界を発見するプロセスが必要なのかもしれない。とりあえず、久々にカメラのレンズ越しに新しい世界を探す時間を取ることにしよう。

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