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センター6割の慶應生の勉強法

はいこんにちはマルマインです。話題性を獲得するために前置きを少し長く据えさせてください。まずはこちらの画像を御覧ください。

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ぼくのセンター試験の結果です。なんとなく識別記号として雑に「まるまいん」と書いています。6割というのはかなり盛ってますが69.75%という早慶合格者としては驚異の(?)得点率を記録しました。1月に試験を受け、お預けしていたセンターの自己採点を二日目を終えたあとに国語から始めたところ、あまりの悪さに「なんでこんなことに…」(ママ)と25回くらいつぶやいたあと先生に提出する用のセンターの結果用紙に堂々と嘘の記述をして74%の得点率でもってスポンサー(親)、教師にセンターの戦果を報告をしました。実際、パーッと雑に数学などを採点するとあまりの度し難い惨状にセンター試験後熱が出ていたのを記憶しています。

慶応大の名誉のために言っておくとこんなセンターの成績で入学してしまった人は非常に少数です。みなさん僕とは全く異なり非常に良い成績で入学された優秀な人達なのでそこはご留意ください。

そして以下が僕の大学受験の結果です。(自称進学校に通っていたため私立大学にたくさんお布施をすることになりましたが…)

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当時受験生の私が自己陶酔にふけって作成した受験結果メモです。日程順だった気がしますが、あんなセンターの結果でなおかつ私立に絞って2月を過ごしていたのにも関わらず国立大学まで受かったのは非常に謎です。なんにでも興味があり、どこの学部の勉強でも入学許可してくれるのなら楽しめそうだと考えていた僕は社会科学系を中心に学部をかなりバラバラに受験しました。これは今思えば勉強法とは別に大学受験における「大学名が兎に角ほしい!」人にふさわしい対策方法かもしれません。

こういう受験の結果だと口に出すのも憚れますが第一志望校は一橋大学社会学部でした。慶應文に入ったのも社会学ができそうなら文学部もありかな、と考えたためです。

まあこうした結果を踏まえて二次試験力をつけて2月までにセンター試験の結果を覆すことのできた勉強法について紹介していきたいと思います。

ネットワーク式勉強法

以下は大学受験を想定します。目的を限定するためです。

例えばstate という英単語。state には品詞をまたいで様々な意味があります。ここでstate は「述べる、主張する」といういみだなあ、と覚えたとします。これではいけません。なぜなら片方の矢印(英語から日本語、または日本語から英語)を忘れてしまえば使えない知識になります(見たことあるけど何だっけ状態ですね)。

私はこの1対1暗記ではなく1対複数暗記を推奨したいのです。例えばstateは主張するの他に述べる、状態、国家など様々に意味を持ちます。これを「暗記軸」として例えば同じ「主張する」の意味の単語と結びつけてほしいのです。主張する、にはinsisit mention claim advocate argue contend など山程の単語が訳としてあてがわれています。実際それぞれの語はニュアンスが違い、"まったく"違う語ですが大学受験という目的の上では問われることはありません。他にも国家なら nation country などあります。こうした語とともに覚えてstateの暗記すべき意味を脳内で網目のように他の知識と結びつけることが大切です。「暗記軸」ごとに様々な知識を紐付けて巨大な知識ネットワークを構成します。イメージとしては「粘菌 地図」で検索すると出る画像のようにそれぞれが相互につながっている状態のものです。少し難しい言葉を使えばオートポイエーシスが成り立っているような知識体系を脳内に構築することがこの勉強法の目的です

この状態は結果的にそうなっていれば善いもので、この作業の効果、ともいえるものです。実際には「state には国って意味があるのか、国って意味の単語にはどんなのがあるんだろう。nationというのもあるのか、nationには部族という意味もあるのね、tribeという語も同じ意味だ!」などネットサーフィンのように知らないことをリストしてどんどん辞典で調べることで知識欲を満たすことがこの作業の過程です。その効果としてネットワークが脳内にあれば善いです。

非常に大事なことを言います。それは目標をあいまいに設定することです。なぜなら例えばterreneという語を自分の知識ネットワークに組み込むか迷う場面です。「terrene‥意味は、『この地球あるいは世界に属するさま、海または空とは対照的に、陸地の、陸地に関する、または、陸地に住む』…?こんなの問われるわけないね覚えなでおこう」などということになるとこのネットワークは限界を設定されうまく機能しません。知識ネットワークに新しい知識を組み込むことは迷うものではありません。迷ってはいけないのです。

terrene という単語から派生しなくともここまで派生させられる知識はあるはずで、terreneはそれらを記憶から呼ぶための鍵になるからです。目標を具体化するとそれはすなわち限度を設定することと同義です。よく言いますが、大学受験では私立単願の人は国立志望の人よりも受験に失敗しやすいというのは知識の範囲にレギュレーションを設けているために起こることです。もう一つの方法は目的を常に最難関に設定することです。最難関に設定し、おぼえる範囲を無制限にすること。これが大切なことです。

この勉強法の実践と効果

かんたんな実践例としては例えば先程のstateの意味のうちの一つを を問われるような機会に遭遇したら瞬時にその他の意味も一緒に思い出して、紐付けてある知識をその都度確認するようなことが効果的です。

この勉強法の鍵は知識同士で知識を補強するという点にあります。暗記した用語に大量の情報を結びつけてさまざまな方向からその用語を思い出せるようにします。そうすることでどこかの知識を忘れたとしても他の知識からアプローチすることで思い出せる回数が増えます。

欠点としてこのネットワーク内で端に行けば行くほど(結び付けられる知識の少ない、難しい知識ほど)思い出すことに苦労することになることが挙げられます。この欠点を回避するにはやはり目標を設置せず実際に必要とされる知識を超えてネットワークの端に必要な知識が来ないように少し余分に知識を用意しておくことです

飽きてきたので次回はファイラー式勉強法とでも名付けようと考えた勉強法を紹介します。

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