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一人呑み回想・高松「BAR足袋」で懐かしのラムを呑む

今では、すっかり呑み屋さんと酒場好きな私ですが、もともとはBarを目指して呑み歩いていたんです。もちろん今でも行きますけどね(^^)

そしてBarで決まってオーダーするのは「ラム」。ホント、馬鹿みたいにラムばっかり呑んでましたね。

とは言え、出張で行った際にBarに伺うことはほぼありませんでした。折角なら、その土地の美味しい名物や美味しいお酒を出してくれるお店に行ってみたいですからね。

でもでも、高松で一度だけ、なぜだか無性にBarに行きたくなった時があって。

夕食を済ませてホテルに戻ってきたんですが、1杯だけBarで呑んでから寝ようと思い立って、スマホで近場のBarを検索。

そして、出てきたBarの中にあった名前が「BAR足袋」。

「ん?足袋って?」まず思ったのが何でまた「足袋」って名前なんだ!?って言う疑問と、得てして英語表記と漢字表記のお店には「世間一般で言うスナックも多いよな〜」って言う一抹の不安があったりしたのですが。

まー、完全に私の偏見ですけどね。

ただ、ホテルに一番近いし、ちょっと見てみて気が乗らなければ戻ってくればいいや、って割り切って「BAR足袋」へ向かってみたのです。

BARのある場所は、あたりには他のお店があまりなく、すでに夜の暗がりが拡がっていたため、最初はお店の場所が良く分からずでした。

そこにぼんやりと明かりが見えてきたんですが、どうにもBARっぽくない店構え。「なんだかちょっとした料亭みたいけど、ここ入って大丈か???」と、そんなことを思わせる石畳のエントランスを進んでいきお店に入ったのです。

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これ見たら入り辛いでしょ(笑)これでBARだって言うんですから。

店に入ると、やはり和風の装飾が随所に見られる造りとなっていて、ちょっと暗めの照明が、より「隠れ家」の雰囲気を醸し出しているのでした。

そこでいつもの如く、カウンターに通されて(一人だからネ)、寝酒の1杯を頼むことに。

やはり初見のBARに行くと思わず「ラムって、どんな種類ありますか?」って聞いてみてしまう。ここでも、やはりそうでした。

そこで何本か見せてもらったところ、数年ぶりにお見かけしたラム。

それは「SAMAROLI」。

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一時期、ラムを呑むならSAMAROLIばかり呑んでいたもんです。ですが、なかなか東京のBARでも見かけなくなってしまって、すっかり忘れかけいた銘柄に、ここ高松の「BAR足袋」にて遭遇できたのです。

このSAMAROLI、ボトルの形状がワインのボトルの様で、さらにラベルのデザインが独特で、おおよそラム酒だとは思えない見た目。実は、その見た目にすっかりヤラれてしまってたんですね。だからこのボトルを見るだけで、もう嬉しくて(^^)

そんな話をバーテンさんともしながら、案の定1杯では終わらずにもう1杯オーダー。

そしたら、ここのバーテンさんたちがお店の夏休みや連休を活用して、東京のBARや色々な飲食店に勉強のために研修旅行に行った話をしてくれたんです。

そこで、私も行ったことあるBARやお店の話も出てきて、すっかり2杯どころではなくなってしまったのですが・・・

とは言え、こちらは出張の身。そうそう深酒する訳にもいかず、3杯目で御暇することに。

そこでお会計を頼むと「最後に自家製のスープをお持ちしますので、少々お待ち下さい」と。

私「えー、呑んだ後にそういうサービスしてくれんですね。有り難いな、それ。呑むと何だかちょっと塩味が欲しくなったりするしね。」

バーテン「そうなんですよね。少し塩分があるスープとか呑むと落ち着きますよね」

私「そうだよね。そう言えば、東京の神楽坂のBARに行った時に、最後に昆布茶を出してくれるお店があってね。俺もそれ以来、家に昆布茶の元を常備してるんだけどね。お酒呑んだ後に飲むと、ホント落ち着くんだよね。」

バーテン「あー、あのBARご存知ですか。僕らも行きました。それを参考に最後にスープをサービスしているんです」

なんと、高松のバーテンさんが神楽坂のBARまで知っているとは・・・

この話でまた盛り上がってしまい、危うくまたラムに戻るところでしたけどね(笑)それしても勉強熱心なバーテンさんたちでした。

「こいうBARが東京にもあったら良いのに」って思ってみたものの、高松にあってこその「BAR足袋」だと今更ながら思ったりして。

また、高松の隠れ家に伺える日が来ることを願いつつ、おうちでお酒の後の昆布茶でも飲むとしましょうかね(^^)