現役ECコンサルがお勧めするアイテムマッチ広告の運用方法!

アイテムマッチ広告について詳しく説明をしていきます。

そもそも、


アイテムマッチ広告とは


Yahoo!ショッピング(PayPayモール)に出店しているストアが使うことのできるクリック課金型広告です。
クリック課金型の広告であるため、広告がクリックされない限り費用は発生しません。

こちらの記事をお勧めする人
・アイテムマッチ広告を始めようと考えているがいまいち理解できない方
・アイテムマッチ広告を始めてみたが、思うように運用ができていない方
・Yahoo!ショッピングに出店したが、売上が上がらず悩んでいる方
など

メリット


次にこの広告を使うことのメリットについてです。
大きく2つあるかなと考えています。
1.あまり認知されていない商品でも上位表示させることができる。
広告を使わない限り、世間に認知されていない商品を検索結果だけで上位に表示させることは難しいです。
一方、アイテムマッチ広告を使えば比較的少額で検索結果の上位に表示させることができます(実際には広告枠)。

2.少額から始められる
上述した通りアイテムマッチ広告は潤広告などと比べて少額で始めることができます。その額なんと10円。
検索結果の最初のページに表示をさせるには基本10円では難しいですが、それでも他の広告と比べて安く始められるのは魅力的です。
また、アイテムマッチはクリックされない限り費用もかかりませんので、費用をコントロールしやすいという点もあります。

デメリット


・利益を取ることは難しい
デメリットとしては、少額から始められると言ってもやはり広告ですので、利益を取ることが難しいことです。
ただ新規商品や認知されていない商品は広告をかけない限り、売上が上がってこないのも事実です。
そのため、ある程度の売上ができるまでは、広告をかけて、売上が増えてきて、検索結果の順位も上がってきたら、広告費を下げることが最善なのかなと考えられます。

アイテムマッチ広告を使う上で押さえておくべきこと
こちらの広告は、月次管理をしていると、どの日に対しても同程度の金額をかける性質があるということです。
わかりにくいと思うので、具体的に説明いたします。
仮に広告費30万円をかけた場合(1ヶ月を30日で計算)、
30万円/30日=1万円/日
となります。つまり、売れる日・売れない日にかかわらず同じ金額の広告費をかけてしまうということです。
正確には全く同じ金額とはならないのですが、それでも売れる日と売れない日の広告費が同じというのは勿体無いですよね。
そこで、どのように運用していくのがいいのか次から説明していきます。

アイテムマッチ広告お勧め運用方法


結論は、「日次管理」することです!
月次管理だと売れる日も売れない日も同じくらいの広告費がかかってしまうと先ほど説明しました。
そこで、売れる日と売れない日で広告費にメリハリをつけようというのが日次管理です。
具体的に説明をしていきます。

結論を言うと、基本Yahoo!ショッピングの売れる日と言うのは決まっています(店舗・商材によってもちろんいつでも売れることはありますが)。
ズバリ『日曜日』・『5の付く日』が売れる日です。この2つでも『日曜日』>>『5の付く日』の大小関係があります。

そのため、自分が30万円の予算があるとなった場合、次の3ステップで運用します。

1.『日曜日』・『5の付く日』とそれ以外で予算を「6:4」に配分。
→『日曜日』・『5の付く日』:18万円、それ以外:12万円

2.日次予算の設定
→1ヶ月が30日の場合、それ以外の日数は23日となります(日曜日4回、5の付く日3回)
→このことから、12万円/23日=5,217円。これを日次予算として設定します。

3.ブースト機能を使って、日曜日と5の付く日の広告費を設定
→ありがたいことにアイテムマッチ広告にはブースト機能という予めこの日はいつもの日次管理とは違う広告費を設定することができます。
→僕の場合であれば、日曜日に13万円、5の付く日に5万円で分けてそれぞれ分配すると思います。

この3ステップで広告費を管理することでメリハリのついた運用をすることができます。
また、みなさんお気づきだと思いますが、Yahoo!ショッピングにおいてどれだけ日曜日が大切かもお分かりになったかと思います!

広告運用において重要な指標【ROAS】について


次に、広告運用で欠かせないROASについてです。
ROASとは、広告に対してどれだけ売上があったかを表す指標となります。
広告費30万円に対して、売上が100万円あった場合は、
ROAS=売上100万円/広告費30万円=333.33%となります。

そして、こちらのROASですが、一概にいくらを取れればいいかと表すのは難しいですが、それでも200〜300%は目安にしていきたいところです。
最初の方に新規商品・認知されていない商品は利益を一旦気にしないで運用しましょうと申し上げましたが、それでも人間の心理的にも赤字というのは気持ちよくないと思いますので、200〜300%を目標に運用するのが良いかと思います。

それでも、アイテムマッチに向いた商材・向いていない商材がありますので、簡単に紹介をしたいと思います。

向いている商材
・新規で発売した商品
・認知されていないが、店舗として売上を作っていきたい商品

向いていない商材
・単価が安すぎる商品

最後にアイテムマッチですが、入札額をただ高く設定すればいいというわけではありません。
入札額が1位でも検索結果の上位に表示されないこともあります。
それは販売実績や配送設定など複雑なロジックの結果、何を表示させるかが決められるからです。

そのため、ただ広告をかければいいというわけでもないことも把握しておく必要があります。

まとめ


ここまでアイテムマッチについて説明をしてきました。
・新商品や認知されていない商品はまずアイテムマッチを少額からかけてみよう
・月次ではなく日次で管理をしよう
・日曜日にかける割合を大きくしよう
・ROASは一旦200〜300%
・向いていない商材もあるからそこは注意しよう
ここら辺を意識してまずはアイテムマッチを運用していきましょう!

今回はここまでとなります。
読んでいただき、ありがとうございました!

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