価値

初めて動画を作ったのは中2の冬です。
大好きで尊敬する部活の顧問が異動することになり、思い出と感謝をスライドショーにしてサプライズプレゼントしました。
仲の良かった教務主任に校内の撮影許可貰って、コンクールの賞状とか盾とか、部活の様子とかをこっそり撮って。

そこでまんまと動画作りの楽しさにハマることになります。


第一志望の高校の体験入学で見た学校紹介動画。
教職員が作ったにしてはセンス良すぎるなあと思って見てました。
動画の最後に出た「制作 放送映像委員会」のテロップを見て、あ、ここに絶対入ろう、と思いました。
第一志望の理由が
①偏差値68(※当時)で地元でイキれる
②家から近い
③演劇部がある
④動画が作れる委員会がある
の4つになりました。
生徒会とかならまだしも、入りたい委員会が入学前からあるのは結構変人だと思います。

無事入学して、希望の委員会にも入れて。
なんなら委員長にまでなれて。
年に3本の大作編集と、行事ごとの撮影。
空調も電波もよわよわで、最悪な環境の放送室で動画を作ったあの日々は、本当に楽しかった。
教頭先生がジュース奢ってくれたこともあったなあ。
委員会顧問の先生も、報告に行く度にお菓子くれたなあ。


高校卒業の時にも、クラスの思い出と先生への感謝のメッセージをまとめて動画を作りました。
国公立受験がない分、2月後半を存分に費やして。
私が勝手に発案して、クラスのみんなを巻き込みました。

あとは、こんな感じの作ったら面白いかも、とふと思いついたものを適当に作ってみたり、暇つぶしでしょーもないのを作ったり。


今の私は週3本くらいのペースで動画を作っています。
内訳は
①バイト(YouTube)
②大学主導のVlog(Instagram)
③学生団体(TikTok)
です。

今までは、自分の気が向いた時に、ただ作りたいという自己満足で、自由に動画を作ってきました。
上記3つも、自発的に、自分がやりたくて始めたことに変わりはありません。

ただ、何かが変わってしまったと感じています。

まず1つ目は、動画で金を稼ぐようになったこと。
動画編集のバイトを11月下旬から始めました。
そんなに凝るような内容ではないので、2時間ほどで1本作り上げてしまいます。
毎回同じような動画を機械的に作る。
自分がやっていて楽しいと思えるものを、と思ってこのバイトを始めましたが、今は給料のためにやってしまっているように感じます。
お金なんて二の次だったはずなのに。

2つ目は、継続性を求められるようになったこと。
自分が作りたい時に作る、というスタンスで、あくまでも趣味の範疇でやっていました。
誰に求められる訳でもない、ただ自分が作りたいから作る、そうやってきました。
今では有難いことに、私に動画を作ってほしいと言って下さる人がいます。
大学OBOGの新年会で動画を流すお話まで頂けるようになりました。
期待して頂けるのは本当に嬉しいことです。
でもなんか違う。
作りたいから、ではなく、作らなければならないから、になったのです。


私の大好きなカンザキイオリさんの曲「ダイヤモンド」に、こんな歌詞があります。

「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」

この部分に限らず、この曲の歌詞私にぶっ刺さりまくりなので是非一度聞いてほしいんですけど。

この「音楽」の部分変えたら、うわあもう、ね、うん、はい。

これからも動画は作るし、もっと技術上げたいとも思ってます。
ただ、何のために、どうして自分は動画を作るのか、見失わないようにしたいと思います。
あとは、ちゃんと創っていきたいです。


という新年の抱負(?)でした。

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