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40歳のカナダ留学(8) 英語進捗の自己評価

40歳でカナダにのんびり留学する生活を記録します。

日本にいた時は何から手を付けていいのかわからなかった英語ですが、こちらに来てなんとか勉強を進めています。

英語音声、日本語字幕で番組をみて「あ、この表現、昨日覚えたな」みたいなのが出てくるくらいになってきました。


ここまでの進捗まとめ

日本にいたとき

海外に行くと決めたが、まだ英語を勉強する気にならない。ネイティブからゆっくりめに英語を話してもらった場合は、なんとなくざっくりしとした内容は聞き取れてリアクションが取れる。ただ、心理的な壁が厚すぎて、返事ならできるがこちらからなかなか話し出せない。(日本人同士なら緊張せず英語で話せる。)
文章が書けない(英作文ができない)。なのに、文法を何のために覚えるのかよくわからない。
TOEICは650点くらい。こんな状態でなぜそんなに点数が取れるのかは自分でもよくわからない。IELTSは怖くて受験できない。
とりあえず最初にホストファミリーと必要なハウスルールを確認できるように、「留学生のためのシーン別フレーズ集」みたいな本を暗記するように努める。

バンクーバー到着3週目

リスニング:授業でネイティブスピードの音声を聞いてディクテーションをしたり、穴埋めをしたりするが全然わからない。わからなすぎて苦痛だが授業なのでやり続ける。
スピーキング:単語をつなぎ合わせて留学生同士で会話ができる。ただし文法がめちゃくちゃだな、と自覚している。
ライティング:どうやって書いていいかわからないので、短文の羅列のみ。(しかもまだ気づいていないが、文法はめちゃくちゃ。)
リーディング:新聞記事や本はわからない単語がありすぎて読む気になれず1文で挫折。
全般:ホストマザーの言っているルールは7割くらい理解できた。細かいニュアンスはわからないし、理解が合っているのかよくわからない。(その後大きな齟齬はなかったが、「あれ?この前言っていたことと違うな。」は多少発生。英語の問題なのコミュニケーションの問題なのかかは不明。)

バンクーバー到着5週目

リスニング:ミドルスピードで3~4回聞けばなんとなくディクテーションができるようになってきたが、前置詞、冠詞などは間違えまくっている。
スピーキング、ライティング、リーディング:変化なし。
全般:そもそも日本語と英語は何が違うのかを、やっと実感として理解した。
①語順が大きく違うためそれを知らないと「英語」にならないこと。(だからそれを理解して話すためにはSVOとか、どれが形容詞だとかを覚えて自分でパズルのように組み立てられる力が必要であること)
②英語は文章の中での発声の強弱が日本語と違うため、その抑揚みたいなものが違うと相手にとって非常に聞き取りにくいこと。(日本語のように一定のリズムで話すと、文法や単語が合っていてもパッと聞き取れない。)
 そしてそれを頭に叩き込み、口になじませるトレーニングが必要だとわかった。

バンクーバー到着7週目

リスニング:ミドルスピードで3~4回聞けば、聞いたことを書き起こせてはいるが、意味が分かっていない状態が続く。とにかく英語で聞き続けたいコンテンツを探し、かろうじて1つ見つかる。
スピーキング:文法を基礎からやり直しはじめたことで、自分のトークの「単語の順序」「時制」がめちゃくちゃで、さらに「句動詞」「単語」を知らな過ぎて文章が作れないことにやっと気づく。
ライティング:文法のおかしさに気づいたことで、さらに何を書いたらいいかわからなくなる。
リーディング:あきらめている。
全般:バンクーバーにある日本人向けの学校で、日本人にとってなぜ英語がわかりにくいのか、また文法知識がなぜ私に重要なのかを説明されて感動する。逆に、日本で通った社会人向け英会話学校は一つもそんなこと教えてくれなかったのはなんでだったんだろうと疑問に思う。
(ただただ毎回自己紹介して、やみくもに特定の場面の会話を練習したりしてて、それでなんで日常会話ができるようになるのか?日本にいるときに全くイメージがつかなかった。でも何で自分がそう感じてしまうのかも、よくわからなかった。)
一方で、私の見ている英語系Youtuberは、この学校同様に、みんな最初に文法構造を知ることの大切さを教えてることに気づいた。

バンクーバー到着9週目

リスニング:文法のやり直しにより、前置詞、冠詞を聞き取れなくても、少し推測できるようになる。ミドルスピードならば1~2回聞けば聞いたことを書き起こせるようになってきたし、内容もざっくり理解できるようになってきた。ただし、あまりにもわからない単語が続くと、脳が停止して内容が理解できなくなる。Netflixでダンジョン飯を英語音声、日本語字幕でみていると、「あ、これは昨日覚えた語彙だな」などと気づけるようになった。
スピーキング:簡単かつ正しい文法による会話文の英作文(日本文を見て英文を声に出して答える)をおこなうことで、ゆっくりならば正しい英文を意識して声に出せるようになった。自信がないと声も小さく、英文もぐちゃぐちゃになることがわかったので、まずは正しい英語を短文でもいいから話すことを意識するようになった。たまに句動詞が使えるようになった。ただ、まだどの句動詞がどの意味だったかこんがらがる。
ライティング:日本人向けの学校のおかげで、SVC、SVOの構文くらいまでは型がわかるようになってきた。「形容詞」「副詞」の違いを意識して修飾語を使うようになったので、Gingerで文法チェックをしたときの間違いが大幅に減った。
リーディング:文法構造が分かってきたので、求人票くらいなら嫌がらずに読めるようになった。ただし語彙力が乏しいのでまだ意味はよくわからない文章ばかりで、あまり読めない。
特にニュース記事は、わからない単語だらけですぐに自動翻訳してしまう。
全般:自分のペースはつかめてきたが、淡々と勉強する毎日をなかなか楽しめていない。どうしても土日に日本のコンテンツを見てしまう。夢が英語にならない。

2か月過ぎたあたりから、この二つのYoutubeの内容が、とてもささります。(共感します)
https://youtu.be/JIYkQuPnrvE?si=_Q9MZtXDaYCFSYyi
https://youtu.be/HGRC78EhC8I?si=AO2ozm9SUtZMVsAy

バンクーバー到着11週目

リスニング:大きな変化なし
スピーキング:間髪おかずに何か言えるようになったが、時制などをよく間違えており文法に問題がある。言いたいことを適切に言える言い回しが頭及び口に定着していない。
ライティング:どれが副詞なのかは、単語単位ではいつでもわかるようになってきた。しかし時制の間違いが多い。
リーディング:テストの点数が良くなってきた。それ以外は変化なし。

バンクーバー到着13週目

語学学校を卒業(3か月間)。
一応学校側としてはB2レベルのスコアはとっているのでビジネスカレッジに進学するという判断になる。しかし、まだまだ4技能は全然できている気がしない。 ここまでで文法の勉強はざっと行ったので、あらためて以下の勉強に集中することにしました。

・とにかく単語を頭に詰め込む(いまさら?)   
・Youtubeで、日本語の文章を聞いて即座に英語に直す練習を、なるべくはっきり声に出して行う時間を増やす
・これまで避けてしまったが、なるべく英語でアニメを見る。

全然まだすらすらと英文が出てこないんです。話し始めてからつっかかっているというか。
とにかく、口が慣れていないんだと思います。

正直言って、この3か月の道のりは、今の私からすると「いや、そこまでは留学前にやっておけよ」と思うような内容だと改めて振り返って感じました。
ただ、留学前は「何から始めていいか正直よくわからない(もう人生疲れたやる気でない)」「英語を話せるってどういう状態なのか見当がつかない」という状態だったので、そんな私にはこれは必要なプロセスだったと思うことにしています。
あと、2か月目くらいにYoutubeで、医学部に受かるなら週100時間くらいは勉強しないと!みたいなサムネを見て、自分の勉強時間を記録したら、100時間やってる人のすごさがわかりました。。

ここから先はビジネスカレッジになり、アルバイトも可能な期間になります。
語学学校に通ったことで、様々な背景を持ち留学をしている友達とも出会うことができました。
今のところあまり40歳ならではということは何も書いていませんが、そういった点は自分の中でいろいろと消化できてからちょっとずつ書いていきたいと思います。
まだ3か月、あっという間の3か月。


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