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グラボ時代の後輩の、結婚に関するコメントがめっちゃ的を得ていた件

後輩ちゃんにとって

▲後輩ちゃんの意見が鋭すぎました。


2017年のある春の日。
出発便のハンドリングが終わって、
搭乗ゲートからオフィスへ
戻っている時のこと。

後輩と恋愛話をしながら、
ダラダラと事務所まで歩いていました。

当時私は31歳で、3つ年上の彼(現在の夫)と、
安定した恋愛をしていました。

後輩「◯◯(私の本名)さんって、
          彼氏いるんですよね?」
私「うん、ちょっと前からね。
       後輩ちゃんは?彼氏と順調?」
後輩「いやー、
          別れちゃったんですよー。」

私「え?そうなん!?知らんかった!」
後輩「だから、募集中です♡」

私「あなた可愛いからすぐできるよー。
      どんな人がいいとかあるの?」
後輩「私結構面食いなんで、
           顔はイケメンがいいです😂」

私「爆笑!てか、後輩ちゃんは
       結婚願望とかあるん?」
後輩「んー…。結婚って
          相手がいて初めて「したい」、
          と思うもんじゃないですかぁ~。」

私は、26歳の後輩ちゃんのこの言葉に
雷に打たれたような衝撃を受けました。

これまで私は、彼氏もいないのに
「結婚したい、したい!」って
言っていました。

でも、それは単純に、
【結婚】っていう行為がしたかっただけ
なんだなと思いました。

その理由は…
みんながしたいっていうから。
女の子はみんな20代後半で
するものだから。
それが幸せだから。
すると、自分が幸せだと
みんなが思ってくれるから。

むしろ、相手のことや、その後先のことは
よく考えてなくて、
【結婚】だけがしたかったんですよね。

でも、後輩ちゃんが言うには、
相手がいるからこそ、
【結婚】という選択肢が存在してくる。

うーん、そうか。
そんな風には考えたことなかったなぁ。

彼女より、5年も長く生きてて、
そんなことも分かってなかったのか、私。

彼女の言葉を聞いて、
自分が恥ずかしくなりました。 

Mr. Bigにとって

※以下から、SATCのネタバレをちょっと含みます※
ネタバレしたくない人は
読み飛ばしちゃってください。

セックスアンドザシティで、
主人公キャリーと腐れ縁な関係だったビッグが、
突然ナターシャっていう
随分若い女性と電撃結婚をしましたよね。

あれ、昔は「なんでビッグは結婚を選んだんだろう」って
意味がわからなかったんです。

だってビッグは、
明らかに結婚向きではない男性なんです。
真剣交際にすら向いてない。
独身貴族の代表格です。

そんな彼が、
ナターシャを選んだ理由。

後輩ちゃんの考え方を当てはまると、
納得できます。

それは、ビッグがキャリーより
ナターシャを愛していて、
キャリーが手に負えなかったからとか
そんな理由ではなく、きっと、 相手がナターシャだったからなんだと思います。

ナターシャが相手だと、
【結婚】という選択肢が
出てきたんでしょうね。
あと、タイミングっていうのも
大きいと思います。


ビッグがナターシャに
何を見たのかわかりません。

異国の地で寂しかったからとか、
友達の結婚式に参加して
「結婚も悪くないかな」と思った直後に
出会ったとか、
ナターシャの家庭的な面に癒されたとか、
彼女と共有できる価値観があったとか、
きっといろいろあったんでしょう。

そんな私には到底予想もつかないような理由から、
【結婚】という選択肢が見えたんです。
そこら辺はドラマでは語られていませんでした。

実際ドラマでは、キャリーが「追憶」という映画に
自分とビッグの姿を重ねて、
「私のカーリーヘア(=複雑さ)がいけなかったんだ」
とかなんとか、
自分語りしていました。

でも、そうじゃないんだってば、キャリーさんよ。
It's not all about you! 何でもかんでも、お前の事じゃないんだよっ!
※私はキャリーの役柄が嫌いです笑。
非常に嫌悪感。

理由はあんただけじゃない。
ミランダとは少し考え方が違うのかも
しれないけれど、
私は【結婚】を選択した人たちにしか
理由はわからないんだと思います。

キャリーとビッグは
のちに不倫をしちゃって(あーあ)、
ナターシャを精神的にも肉体的にも
傷つけてしまうんです。

浮気がバレるシーンは、
何度見ても心が痛みます。

誰も幸せにはならなくって。

私たちにとって

▲最悪のウェディングフォトの1枚。
なんで逆光の写真撮るかね。

後輩ちゃんとの衝撃的な会話から
だいぶ時間が経ってから、
中東での仕事が決まった時、
彼と遠距離する・しないでモメたんですが、
その時でさえも私は
ちゃんとわかってなかったんです。

だから、彼に
「あなたが結婚してくれるというなら、
中東へは行かない」
と無茶苦茶なことを
言った覚えがあります。
(…もちろんその時彼には、
「それ(結婚するかしないか)はまだわからないけど、
今じゃないよ!」とキッパリ
言われました😒)

彼のような安定した人と付き合って、
交際の前に将来的にはきちんと結婚をしたいと
教えてくれていたのに、
究極の選択を迫った自分に自己嫌悪です。

でも、当時は彼の気持ちとか考えていなくて、
彼の優しさにつけ込んで、
「これを言えばあわよくば、
ついに私が憧れてきた【結婚】が
できるかもしれない」と計算高く(惨敗したけど)
考えていたのでした。

▼私が中東にいたころの話はこちらから

でも、いざ遠距離が始まったら、
中東まで彼は飛行機のチケット代十数万払って、
往復20時間かけて、
たった48時間私に会うために、
毎月私に会いに来てくれました。

女子が喜びそうな高いアクセサリーや、
美しい靴ではなかったけれど、
彼の時間と、
彼のお金と、
彼の労力を惜しげもなく
「私と過ごす時間」に注いでくれて、
そしていつも私が喜びそうなぬいぐるみや、
笑えるアイテムを腕に抱えて持ってきてくれました。

上司にも、「彼女に会いに行くために、
毎月休みをもらいます。
僕の優先事項は彼女と会うことなんで、
ご理解ください。」と
ちゃんと許可を取ってくれて。

家族以外から
これ以上の愛をもらったこと、
私はこれまでありません。

私は毎月木曜日の朝5時に到着する彼を
空港まで迎えに行って、
木曜日はそのまま彼を家において、
私は仕事へ。
週末の金・土を一緒に過ごし、
彼は日曜の朝3時の飛行機で、
日本に帰る。
私は数時間寝てから
寝不足で仕事へ行く。

そんな生活を続けて1年。
2019年のGW中に
日本へ一時帰国した時の事。

彼が唐突に、
「婚約指輪を見に行こうか」と言いました。

彼の中でしばらく結婚という選択肢はないと
思っていたんですが、
彼はちゃんと考えてくれていたんです。

その後も私たちは遠距離恋愛を続け、
2019年の夏休みにプロポーズしてもらい、
2020年2月に私は彼の家に帰国しました。

婚約はしたものの、同棲をしていると、
私の方が結婚とか
正直どうでもよくなってしまいました
(ほんと勝手ですよね)。
しかし、彼はブレずに「そろそろちゃんと結婚しよう」
と言ってくれ、
2020年の7月に区役所へ
婚姻届けを提出しました。

私たちが【結婚】を選んだ理由。
それは、「何があっても、2人で緒にいるため」

そう言うとすごい聞こえがいいけれど、
つまりは単純に、
彼がどこに行くことになっても、
配偶者の方が、
私がビザを取りやすいからってことです。

2020年は、パンデミックがスタートして、
私たちを取り巻く環境が
目まぐるしく変わっていました。
そしてコロナのおかげで、
彼の仕事がなくなるかもしれない…
そんな恐ろしい噂が飛び交っていたんです。

彼がフランスに帰るか、
違う国で新しい仕事を見つける可能性も
ありました。

実際彼の契約は、
入籍後の7月末に切られてしまいました。
幸い、2020年の年末にはフランスで就職先が見つかり、
彼の思惑通り私は、
配偶者ビザを比較的簡単に取ることができました。

結婚ってどーなん。

▲結婚する時親友が送ってくれた言葉。

独身時代は、
「結婚ってぶっちゃけ必要なの?」って
よく考えていました。

私が猛烈に恋していたジョンは、
「結婚はしたくない」、
「子供もいらない」と常々よく言っていました。

▼ジョンとの恋愛話はコチラから

だから彼と一緒にいた時は、
「【結婚】ってする必要あるんか?」と
自問自答していました。

結局、「ジョンと一緒なら、
結婚とかどうでもいいかもな」って思えるようになって
すぐにフラれましたけどね笑。

そうやってフラフラ、
自分の軸が揺らぐようじゃいけないんですよね。

今回は【結婚】にフォーカスしましたが、
結婚だけが、選択肢ではないとも思います。
あなたが相手のことを想うのと同じかそれ以上、
相手があなたを想ってくれていれば、
結婚なんてしなくても別にいいですよね。

結婚を選ぶにしろ、選ばないにしろ、
その選択肢を選んだ確固たる理由が、
きちんとあなたの中にあれば、大丈夫だと思います。

もし結婚を選ぶなら…。
結婚式やハネムーンでは、
これまでにない非日常感を味わえて最高なんですけど、
それってほんの数時間だけの話。

あとはもう、
ただリアルな毎日の積み重ねじゃないですか。
おとぎ話のようにキラキラしてないし、
わかり合えない日だってあるし、
聞きたくない生活音も聞こえるし、
汚れた下着を手洗いして
洗濯機に放り込む生活。

何をするにも「2人」のことを考えなければならず、
自分勝手には行動できません。
相手を愛しているけど、
性欲が枯渇することもあります(まだ新婚なのに笑)。

私が大好きなドラマ「ギルモアガールズ」で、
極秘で入籍した主人公ローレライが、
母エミリーから結婚のアドバイスを
無理矢理聞かされるシーン。
結婚について、
エミリーはこんな風に言っていました。

結婚は真剣勝負よ。本気で戦えなきゃ想像以上の速度で壊れ、あなたはまた独りになる。指輪は永遠じゃない。

Gilmore Girls Season7 Episode10「Merry Fisticuffs」より
Netflixの日本語字幕参照

まだまだ私は新婚ですが、
入籍してすぐこのエピソードを見て、
気が引き締まりました。

結婚するなら、
あなたの中に揺らがない確信がないといけない
と思います。

私の中には、彼がこれまで注いでくれた愛情と、
それに基づく信頼があります。
これは、よっぽどのことがない限り
揺るがないと思います。

揺らいだ時は、悲しいけれど、
もう終わりの時です。

きっと私のように、【結婚】がしたい、
という考えの人も少なくはないでしょう。

私のような愚かな考え方をする人はいなくとも、
子供が欲しいから【結婚】したい、
という人もいると思います。

そういう場合でも、
あなたの決意が確固たるものならば、
何かあってもきっと大丈夫なんじゃないかなって
思います。

そういう決意があって
結婚した人を知らないから、言い切れないけれど。

ただ、昔の私のように、
「何となく~みんなしてるしぃ」という理由で
【結婚】を選ぶのは、
あまり良くないかもしれません。

結婚9年目の親友は、
私が結婚するときに
「結婚って本当にいいものですから」と言ってくれました。

私も8年後、
彼女と同じことが言えるといいなと思います。
そのためには、
夫婦でいろんな努力をし続けなければ
いけないですね。
まずは性生活を改善しないとかな。

なんか長く書いちゃった割には、
タイトルからまるで外れたお話に
なってしまいましたが。
まだまだ結婚については素人だけど、
だらだらと私なりの持論を書いてみました。

#創作大賞狙うぜって意気込んだけど
#既に締め切られてた
#がーん
#でもこんなダラダラの文章はとてもじゃないけど狙えない
#夢見た自分が恥ずかしい
#むしろ締め切られてて良かった
#ダッツライフ
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#新婚
#まだ新婚
#しかし性欲なし
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#フランス人夫
#やけど性欲ない
#夫婦ともどもない
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#めっちゃいいドラマ
#やけど主役が嫌い
#あいつ何なん
#キャリーブラッドショー
#ギルモアガールズ
#エミリーギルモア最強説
#妻のお手本
#結婚ってどうなん
#ぶっちゃけ














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