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SBGJ2021に参加しました!

先日開催された、 #SBGJ2021 に参加しました。やってみた感想をまとめたいと思います!

シリアス・ボード・ゲームってなに?

そもそもシリアス・ボード・ゲーム(SBG)とは
社会問題や環境問題をテーマにしたボードゲームのことです。

私が今、チームで作成している「妊娠・出産・子育て&仕事を疑似体験できるボードゲーム」のゲームメイクに何か活かせるヒントがあるのでは?と思い参加しました!


SBGJ2021とは??

第3回シリアスボードゲームジャム(SBGJ2021)は、
ビブリオバトルで紹介された8冊+αの本をもとに、ゆるやかに4人チームに分かれ、2日間でゲームをひとつ開発します。

[日時] 9月11日(土), 12日(日) 13時~18時
[場所] オンライン
[参加費] 無料!

主催:SBGJ2021準備委員会
共催:京都精華大学辻田研究室、立命館大学Asobi-Lab、Skeleton Crew Studio、(一社)FEAST
本イベントは、中山隼雄科学技術文化財団の2020年度研究助成の支援を受けています。
(HPより抜粋)

具体的には、
「食べることのジレンマ」というテーマをもとに、オンライン上でチーム制でボードゲームを作っていく、ということをしました。

私のチームは5名のチームでした。学生、社会人、男性、女性、独身、子持ち、ゲーム研究者、ボードゲーム作成経験者など、色々なバックグラウンドを持った人たちが集まりました。

イベント当日までにSlackにログインし、SBGJ2021のワークスペースにjoinしました。スラック上にテーマに関わる書籍がいくつか紹介されていました。

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イベント当日は「Gather town」というシステム上で集合しました。これが結構面白かったです!昔のゲームの画面のような感じで。

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自分のアイコンを作成して、キーボードでアイコンを操作し、自由に会場の中を歩けます。打合せスペースでチームメンバーと話し合ったり、ゲーム作成に行き詰ったら「ゲームの種」と呼ばれる図書スペースに行ったり。
報告会は大広間のようなスペースで発表しました。


ゲームの企画を作る

初めましての人たちといきなりゲームの企画を考え始めます(笑)なかなか大変でしたがとても面白かったです。

ゲームのしおりにはゲーム設計の基本的な考え方も紹介されてました。こちらの情報はHPにも記載されています。

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1日目も二日目もこんな感じのスケジュールでした
13:00~13:30 説明
13:30~17:30 ゲームメイク
17:30~18:00 進捗報告、発表会

私たちのチームは上の図のようにすんなりとゲームのテーマやゴールを決められず…。食のジレンマに関する、それぞれの考えをまずはしっかりと話し合い、本質的な課題は何か?を議論しまくりました。結局二日目の半分ぐらいまで話していました(笑)

やってみてゲームの企画を考える上で重要なポイントが見えてきました。

ゲームの企画を考える上で重要なことは
・まずどの社会課題・環境問題に注目するか決める
・決めた課題に対してメンバーそれぞれが考えていることをざっくばらんに、徹底的に話す
・メンバーが共通して疑問に考えている本質的な課題を掘り下げる。本質的な課題は、ゲームをプレイした人が「キーメッセージとして受け取る」ものではなく、ゲームをプレイした人に「問いたいこと」としてまとめる
「ゲームのテーマを考える⇔ゲームでどのように表現するか(骨子)を考える」を行ったり来たりする
だと思いました。
これはこのSBGJに参加して一番得た知見かも。


ゲームの骨子を作る

ゲームのテーマを考える場面ではみんなが考える食のジレンマに対して、話し合ったことをひたすらSlackのワークスペース内にあるチャンネルへメモ。

ゲームの骨子は「Google jamboard」を使ってみんなであーだこーだと書きながら考えました。私たちのチームは結局「食物連鎖」についてゲームにしようとなりました。

jamboardのメモはこんな感じ↓

畜産ゲーム(仮) 1

使ったことがない人はぜひ使ってみてください!便利です。


ゲームの盤面を作る

私たちのチームは結局テストプレイできるところまでできませんでした…。
ゲームの企画をGoogle スプレッドシートでまとめるところまででした。

他のチームはユドナリウムで盤面を作っているチームが多かったです!すごい!

アプリはこちら↓


感想

ゲームの企画が命!だと痛感しました…。特にシリアス・ボード・ゲームの場合、ゲームをプレイする人に価値観を植え付けるものではなく、問いを与えるもの、という点がゲームメイクの難しさであり面白さだと痛感しましたね。

コロナ下でなかなかリアルに集まってボードゲームはできませんが、企画段階からテストプレイまで、オンラインでできるツールがここまでそろっているのも勉強になりました!

また、今回、初めましてのメンバーの方ばかりでしたが、食へのジレンマという課題に対してここまで真剣に話し合えるとも思わなかったです。改めて社会課題をボードゲームにするという面白さを、作る側としても再認識しました!メンバーの方、ありがとうございました!

そして土日の二日間、ベビーシッターさんにまかせっきりでよくぞ頑張ってくれた0歳娘…(笑)実は娘が一番がんばったのでは…(笑)おかげで母はまた大事な知見を得ました…ありがとう!!

また自分たちのゲームにも反映させていきたいです。今日はこの辺で!

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