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私が「心臓」を描く理由

「どうして心臓を描くの?」
心臓アーティストです。と自己紹介すると
必ず聞いてもらえるこの質問。

この質問、とっても嬉しい!!
なぜなら、私の思いを聞いてもらえるチャンスだから◎

心臓というモチーフにたどり着いたのは、
私がパニック障害になったことがきっかけになっている。

パニック障害になって1番苦しかったことは、
急に100m走ったあとのような動悸がきて、
呼吸が苦しくなることだった。

そして、それがいつくるのか
「わからない」ことだった。

その時に思ったのは、
「この心臓がコントールできたらどんなに楽になるだろうか」
ということだった。

当時は電車もエレベーターも
大好きだったテーマパークの乗り物も
全部怖くて。
できないことがたくさん増えてしまった。

このまま終わるのが悔しい。
やりたいことを諦めるなんて嫌だ。
こんなにもがいているんだから私は絶対に、
「這い上がってやる」。

そう思った。


その時の自分の『生きる意志』の象徴が
「心臓」。

そしてこの心臓は、誰にでもある。
しかし、自分では「見れない」。

自分の心臓をリアルに見たことがある人は
少ないのではないだろうか。

だからこそ、形にして、残して、
今私は、あなたは
「生きている」という象徴にしたい。

そんな思いで私は「心臓」を描いている。

私は心臓に自分の思い、
作品をオーダーして下さった方の思いを込める。

それはエネルギーを伴うことだけど、
その分、自分を励まし、誰かの背中を押す
「お守り」となる。

あの憎かった心臓は、
今の私にとって「希望」になった。

私の描く心臓が
誰かを励まし、
勇気とエネルギーを与えられるように。

そして私自身の夢を叶えるために。

これからも心臓を描き続ける。



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