スピーチコンテストを終えて。

スピーチコンテスト弁論の部に出場した。3年前の私が3年後は朗読の部じゃなくて弁論の部に出てるよって聞いたらきっと喜ぶと思う。

だって3年前のあの日、いつか弁論の部に出て自分でスピーチしたいと強く思ったから。

あの日、同じ学院の年配の女性が自分で書いた文章でスピーチをして、それは戦後貧しい時に工夫して母が作ってくれた食事の思い出という内容で、私は聞いていてとても感動した。彼女は賞をもらっていた。年齢を重ねても学ぶ姿勢に感銘を受け、私もはやく自分の思いを中国語で伝えられるようになりたいと思った。

私は今回初めて自分で長い文章を作文して、伝えたいことがあればけっこうすいすい書けちゃうなとも思った。

前回はスピーチコンテストを終えて一人でふらふら帰る道すがら「中国語のドラマをこれからはいっぱい観る。ラジオとかもいっぱい聴く。」そう決意した。実際それから3年間そのようにした。まずは幼児向けのアニメや教育番組から見始めて、徐々に、ドラマを観るようになり、一つのドラマを最初から最終回まで見終えて、大好きになる作品と出会えて台詞に感情をのせるのって面白いなとかまた新たな発見や疑問も生まれた。

私は今までずっと、学院のクラスの人か、HelloTalk で知り合った中国人の友達と交流する以外は、勉強に関しては一人でもくもくと問題集解いてるか好きな文を訳するとか単語帳を作って音読しているかとかで、

中国語学習者と積極的に中国語を通じて交流しようという気持ちはなかった。なんか日本人同士だとマウントとられるんじゃないかとか、変なうがった気持ちも今まではあった。今回初めてオプチャの人と交流するようになり学習している立場が同じもの同士で気づきや発見をコミュニケーションするのは面白いなと思ったし、今まで私は損をしていたんだな、こんなに楽しいのに。

やっと気づいたのです。


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